2012年09月05日
事故を風化させてはならない=JCO臨界事故13周年集会
1999年9月30日に起こったJCO臨界事故で、当時、3人の労働者が大量の放射線を浴び、そのうち2人が壮絶な死を遂げました。さらに600人を超す人々がヒバクさせられ、30万人もの屋内退避を招きました。
あれから13年、私たちは、「事故を忘れてはならない。風化させてはならない」と訴えてきました。
しかし、残念なことに昨年3月11日の東日本大地震に伴い、東京電力福島第一原発での事故が発生しました。私たちがこれまで指摘してきた原子力災害と地震災害が複合する原発震災が現実のものとなり、電源喪失、メルトダウン、水素爆発などを通して莫大な放射性物質を日本はもとより世界中にばらまき、事故はいまも収束に至っていません。
こうした状況の中で野田首相は、大飯3、4号炉の再稼働を強行しました。国民の圧倒的な脱原発の声を無視し、安全指針の見直しもされず、住民の安全が保障されないなかでの再稼働は絶対許されるものではありません。
9月30日水戸市で、「JCO臨界事故13周年集会」は、いまも続く東京電力福島第一原発事故の事実を訴え、すべての原発の再稼働を認めず、廃炉を求める集会として下記の通り開かれます。
核と人類は共存できない!さようなら原発 JCO臨界事故13周年集会
◇日 程 2012年9月30日(日)
13:30~16:30(13:00開場/13:30開会)
◇会 場 駿優教育会館 8F大ホール(別紙参照)
水戸市三の丸1-1-42 ※交通/JR水戸駅から徒歩約3分
◇主 催 原水爆禁止日本国民会議(平和フォーラム)、原子力資料情報室、茨城平和擁護県民会議、反原子力茨城共同行動、東海第2原発差止訴訟団
◇内 容
①提起・報告、②講演 鎌田 慧氏(ルポライター)、地元と福島からの報告など。デモ行進を予定
◇参加費 資料代・500円