道本部情報

全国知事会での地方公務員の給与削減などの議論方向=iJAMP記事

2013年01月24日

iJAMP(官庁速報を発出しているところ)で1月23日(16時30分現在)に全国知事会での地方公務員の給与削減などの議論動向や、札幌上田市長のコメント、1月24日(14時30分現在)には昨日行われた全国知事会の議論内容の続報が掲載されました。


参考にお知らせいたします。

iJAMP情報(2013012316時30分現在)をダウンロード

iJAMP情報(2013012414時30分)全国知事会議詳報をダウンロード

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20年間に感謝!今後は学監として頑張る!=元参議・峰崎直樹さんを労う会

2013年01月23日

1月22日、札幌市・ホテルポールスター札幌で、元参議院議員・前内閣官房参与の「峰崎直樹さんを労う会」が開かれ、自治労道本部歴代委員長や特別執行委員、元道議ら約30人が出席した。

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【参加者】クリックすると大きく表示されます

はじめに、山上委員長が「本日の執行委員会で、峰崎さんの自治労北海道学校の学監就任を確認した。山崎さん以来の学監の配置。骨を休める間もないと思うが、一段落つけば、『あいはら』『小川』のたたかいでぜひ一緒に全道オルグもお願いしたい。健康に留意され、また一緒に運動を進めていきたい。長い間本当にお疲れさまでした」とねぎらいの言葉を述べた。

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【山上道本部委員長】

次に、北村英人さん(道本部第4代委員長)の乾杯で会がはじまった。
北村さんは「峰崎さんがテレビに映っている姿を誇りに思っていた。学監という新たな立場に就任したことも嬉しい。本当に長い間御ご苦労さまでした」とねぎらった。

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【北村英人さん】

その後、出席された方々から労いの言葉や思い出話がテーブルスピーチで語られ、20年前にタイムスリップしたり、最近の峰崎さんの活躍にふれ終始なごやかな会となった。

20年前峰崎さん擁立時の委員長だった後藤森重さん(道本部第5代委員長)は、「峰崎さんをかついでくれたのは奥さんと息子さん、今でも感謝している。自治労が頑張らないと地域は変わらない。これからもともに頑張ろう」と述べた。

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【後藤森重さん】

森 朗さん(道本部第6代委員長)は、「これまでの『峰崎レター』や『官邸お庭番日誌』を全部まとめて本にしている。学監は一番いい任務だと思う。ぜひこれからも頑張ってほしい。私たちも頑張る」と述べた。

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【森朗さん】

古川隆之さん(元全労済副理事長)は、「峰崎さんが月刊労働組合で記事を書いていことを知ったのが、出会いの出発点。これからもずっと役割が続いていくと思うが、政治的ではなく、理論的に民主再生させるため頑張ってほしい」と述べた。

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【古川隆之さん】

道本部調査室長だった峰崎さんから、任務を引き継いで室長だった大原義行さん(道本部特別執行委員)は、「『現代日本の政党デモクラシー』という本が出た。民主党再生のヒントがある。峰崎さんから多くのことを学んだ。長い間お疲れさまでした」と述べた。

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【大原義之さん】

髙柳 薫さん(道本部第11代委員長)は「任務をまっとうし民主党を支えていただいたことに感謝。道本部学監という新たな立場で奮闘してほしい」と述べた。

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【高柳薫さん】

三浦正道さん(道本部第12代委員長)は「峰崎さんには、色々な場面でお世話になった、引き続きお世話になる。山崎昇さんの後任として頑張ってほしい」と述べた。

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【三浦正道さん】

舟山広治さん(元北海道議会議員)は「全道の組合員が峰崎さんの講義で育っていった。その足跡はすごい。峰崎さん擁立は北海道のそれまでの労働運動史にないもので歴史的な一面だ。あらたな活動の分野を拡げて、自治労の前進のため、これからの人生を注ぎ込んでほしい」と激励した。

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【舟山広治さん】

鈴木泰行さん(元北海道議会議員)は「峰崎さんがこの北海道に来ていただいたことが重要な北海道の歴史をつくった。自治労なくして北海道の政治・経済闘争はない。自治労の皆さんに期待している方はたくさんいる。これからも頑張ってほしい」と述べた。


【鈴木泰行さん】

大場博之さん(道本部第10代委員長)は「峰崎さん3期目のたたかいを必死にたたかったことを覚えている。あいはらくみこ・北海道連合会講演会の事務局長として次の参議選たたかい。最大産別自治労の今後の行方がかかるたたかい。私も全力でたたかう」と述べた。

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【大場博之さん】

出村良平さん(連合北海道事務局長)は「峰崎さん副大臣の時に、増税について議論を交わした。政権与党になった時の難しさをきっちり後輩にアドバイスしてほしい。それが、民主党の立て直しにつながる」と述べた。

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【出村良平さん】

峰崎直樹さんは「20年間のご支援とご協力に感謝。道本部学校の学監になるが組合員の皆さんの目線で対応できるよう自治労運動の発展や北海道の労働運動、民主党の再建のために頑張っていきたい」と述べた。また、「一期目の選挙の時のことは今でも思い出す。本当に、皆さんに無名の新人を押し上げていただいたと思っている。中沢さんから『誰も親戚もいないから、それを全面に出して頑張れ』と激励されたのを覚えている。5月の連休明けには、最初の世論調査が出てひどい状態だとわかった。それから選対の皆さんが、猛烈な勢いで頑張っている姿を見て、これは自分も頑張らなければと思った。最後の打ち上げ集会の時に何を話そうと考えた。中尾さんと私と二人立候補していた。打ち上げ集会の日が、バルセロナオリンピック開会の前日だったので、オリンピックにちなんだ話をしようと思い、ベルリンオリンピックの棒高跳びで大江・西田が2位・3位で分け合い、2位・3位が区別がつかないほど僅差で、メダルを半分に切って帰ってきた時の話をしようと考えていたことを思い出す。424000票と420000票と真っ二つの得票数で割って、みごとで、また、激しい選挙戦だった。本当に選挙戦を通じて、厳しいたたかいを頑張っていただいた自治労の仲間の皆さん、執行部・書記局・OBの皆さんの努力に感謝を申し上げる。本当に私の議席は自分のものでなく、みんなの力の集大成だったと思っている」と20年前を振り返り話した。


【峰崎直樹さん】

最後に、「これから、自分なりに学んだこと、経験したこと、やらなければならないことをできる限り皆さんに聞いていただく機会があればどんどん進めていきたい。幸いなことにまだ元気。これからは学監として、山崎元学監の名に恥じないように頑張っていきたい。20年間本当にありがとうございました」感謝と決意の言葉を述べた。

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【中沢健次さん】

中沢健次さん(元衆議院議員)は、「やってもやっても勝てないのが選挙だが、いつも負けるわけにはいかない。こんな歴史の繰り返しだ。峰崎さんは非常に頭もよいし、政策にも強い。私たちには峰崎さんのような政治家をしっかりつくりだしていくという使命がある。あいはらさんのたたかいは厳しいが、まじめにやれば勝てる。手を抜けば負ける。それを肝に銘じて頑張ろう」述べ会を終えた。

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今後、峰崎直樹さんは、自治労北海道本部学校・学監として任務に就くことになりました。
全道の組合員のみなさん、今後ともよろしくお願いいたします。

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【道本部情報】官庁速報で地方公務員の給与削減関係の記事が掲載

2013年01月21日

本日の官庁速報で地方公務員の給与削減関係の記事が掲載されました。

また、18日に出された財政制度等審議会の報告書なども資料としてお知らせいたします。

官庁速報(2013年1月21日付)をダウンロード

今後めざすべき地方財政の方向と2013年度の地方財政の対応についての意見をダウンロード

今後めざすべき地方財政の方向と2013年度の地方財政の対応についての意見(概要)をダウンロード


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退職手当の水準引き下げに関わり道退職手当組合と交渉(3-最終)

2013年01月17日

道本部は、1月17日午後3時から、道退手組合との最終交渉を実施し、その後、緊急に執行委員会を招集し、回答内容の分析を行い、執行委員会見解を確認しました。

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【退手組合と最終交渉にのぞむ、道本部執行部】

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【最終交渉後、執行委員会を開き回答内容の分析、見解を確認した】


なお、明日予定している「29分ストについては」戦術を変更し、国どおりの大幅な退職手当見直しに抗議し、最終回答の報告を全体で確認する「時間外の抗議と報告集会」へ戦術変更することと判断しました。

道退手組合との対応は大きくは本日で終了するが、北海道や札幌市など独自条例を有する自治体の交渉の山場を迎えようとしているため、引き続き、闘争体制を堅持し、全ての自治体で前進回答を引き出すよう取り組みを進めていきます。

※交渉・回答の内容、執行委員会声明、道退手組合との確認書は下記FAX情報を参照してください。

定発情報NO.33退職手当の引き下げに関わり道退手組合と交渉(3-最終)をダウンロード

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【道本部情報】2013国民春闘討論集会の詳細と議案

2013年01月15日

委員長あいさつは、トップページでお知らせしましたが、集会の詳細内をまとめてお知らせいたします。

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道本部は、1月11~12日、札幌市・北海道自治労会館で「道本部2013国民春闘討論集会」を開いた。全道から127単組・総支部、261人(うち女性27人11.1%)が討論に参加した。


基調講演Ⅰでは、「官製ワーキングプア問題と労働運動・公契約運動」と題して、川村雅則准教授が講演した。

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【川村雅則・准教授】

川村准教授は、「皆さんは労働組合と公務員に対するバッシングダブルで受ける立場にあり、正規と非正規の間にくさびを打ち込まれている。公務員バッシング・労組バッシングがなぜこんなに蔓延しているのか。私たちの抵抗力の弱さもあるが、あまりにも賃金・労働条件が悪すぎる職場がたくさんあるから。過去に勝ち取ってきた権利だが、周りからすると、既得権益と批判している。非正規雇用問題、官製ワーキングプア問題中心に調査研究してきたが、調査の中で聞かれるのは、正規公務員・労働組合への憎悪。非正規職員は本当に劣悪な中におかれたまま働いている。正規公務員はあんなに休んで、あんなに高い給与貰っていると捉えている。その状況の中で分断が起きているのは事実、そこを出発点としなければ実のある運動にはならない」と述べた。また「官民問わず。定期昇給が攻撃されているが、それに対しては、当然反論するが、しかし、一方で隣には一切昇給もない非正規職員がたくさん働いている。等しきものを等しく扱えというのがひとつの正義の定義。だが正義がないのが今の日本の労働界の状況だ」と述べた。さらに、「毎年春闘で、大きな目標を掲げて運動している。それを実に非正規は冷ややかな目で見ている。正規がもらう一時金の金額は、非正規の年収ぐらいある。そのぐらい大きな格差がある中で、どうやって労働組合バッシング・公務員バッシングを乗り越えていけばいいのか具体的に考えなければならない。公務が頑張る分野は多岐にわたる。公共サービス内外に関わる労働者の賃金・労働条件の底上げが課題だ」と述べたうえで「行政分野のアウトソーシングが進む中で、どう賃金労働条件を守るか。自分たちというものを狭くとらえれば、正規の公務員。自分達の中に、同じ職場に働く非正規も自分達の仲間に入れても問題ない。同じ仲間。あるいは、公共サービスに従事する労働者も仲間だ。本当に多くの仲間たちが皆さんの助けを必要としている」と強調した。
最後に「私たちの人権意識も問われている。格差は一種の人種差別だ。雇用形態の差は能力の差と言われるが、格差雇用形態の格差は『言われある格差』か、『言われなき格差』か検証し、『言われなき格差』なら差別と認識して是正していくことが必要だ」と述べた。


その後、川村准教授をコーディネーターとして、森町職労・宮崎渉さん、士別市職労・西川剛さん、安平町職・渡辺匡人さん、札幌市職連・松本敦子さんがパネラーを務め、パネルディスカッションが行われた。

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非正規職員の組織化にむけた各単組の状況や課題、や公契約条例の課題を中心に討論が行われた。

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【森町職労・宮崎さん】

宮崎さんは、「2010年から職場の臨時職員とパート職員の組織化に着手した。現在は非正規組合員は47人。職場オルグは非正規の本音を聞けるように正規とは別に行っている。組織化してきて良かったと思っている。当初、組合の四役は組織化に賛同しなかったが、一緒に働いている仲間を組織化していかないと地域に出て行く以前の問題だと意識し組織化を進めた。独自削減提案時に、正規職員から、正規の賃金下げる前に、臨時職員の賃金下げるべきと発言した組合員がいて意を強くした。まだ、正職員の中でとまどいあるが、働き方や正規は自分より仕事をしないなど非正規から出される。今回の要求書ではじめて、臨時職員の正規化を要求した。12月議会では、2~3人の議員から非正規を正規化という意見も出ている。今後自分に何ができるのか皆さんと一緒に考えて行きたい」と述べた

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【士別市職労・西川さん】

西川さんは、「2009年に自治労臨時非常勤職員組織化重点単組として、本部の会議や学習会をする中で組織化にむけて取り組んできた。20年前に非正規職員の賃金表を作り、昇給制度もある。嘱託職員は5年間、非常勤は10年の定期昇給ある。昨年から雇用・任用条件の上限も無くなったが、6年目以降は賃金上がらないままという賃金制度になっている課題がある。オルグなどで非正規の方と話しをしてきたが、士別市職労は知られていないし、認識されていない現状もあるが、少しずつやっていきたい」と述べた。

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【安平町職・渡辺さん】

渡辺さんは、「学習会などやっているが、なかなか組織化の取り組みが進まない。合併した町のため、職員・組合員の行き来がないのも原因。組合員の方が集まる状況も少なくなっている現状。非正規は女性が多い。単組では、12月から4月にかけての女性権利強化月間とあわせてアンケート調査を行っている。その結果を教宣紙で全体化したりもしている。組合員・家族との交流の場を作り、そこに臨時職員や再任用職員も一緒に声かけして交流をはかっていきたい。条例改正などの取り組みは、地域や議会でどう理解してもらうかは避けて通れない。地域に入ってどう理解してもらうか取り組んでいきたい。自治労だけでなく、連合も含め労働者総体で、非正規の組織化、賃金・労働条件の底上げに取り組んでいきたい」と述べた

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【札幌市職連・松本さん】

松本さんは「一般職員の方で非常勤の賃金低いのを分かって採用されてるのだから、悩んでいるのは当たり前という方もいるが、今は決裁以外同じ仕事している。責任も同じくらい持たされている。良い市民サービスのためやらないとならない。それをオカシイと感じてほしい。同じ仕事していても、係員会議も出れない。市民サービスを一緒にやっていきたいという気持ちが強い。外部の非正規職員は、札幌市の非常勤職員賃金をベースにしている。札幌市非常勤職員の賃金が下がれば民間も下がる状況。指定管があるため、その中で業務が任せられている。そこで入札されるから金額が4年ごとに下がるが、金額が下がっても責任と業務は変わらない。3年目になったら、4年目の指定管を取らないとならないそれしか頭にない。色んな経費を引いて残りが人件費となってしまう。本来は80%ぐらいが人件費となるべきだが、数字が示されていないので、なかなか賃金改善にはならない。札幌市の学校給食は80%が委託。直営の方々の賃金の4/1ぐらいだが責任は同じ。指定管の中での賃金の違いがある。指定管を勝ち取るために事業主と一緒にやっていかないとならない。積算の部分を自治体の中でやっていく課題。賃金・雇用も変わる。公契約条例を進めて雇用と安定した生活ができるように勧めて行きたい」と述べた。


基調講演Ⅱでは「2012確定闘争の中間総括と2013春闘方針のポイント」と題して、森 伊織自治労本部総合労働局長が講演し、自治体確定闘争の取り組み状況や、2013春闘のたたかいにむけた具体的な課題について提起があった。


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【森 伊織自治労本部総合労働局長】


その後、2012秋期闘争総括と2013春闘方針を提起した。


集会二日目には、「討論コース」「学習コース」に分かれて、春闘方針討議と学習を深めた。

討論コースでは地財計画への取り組み、退手課題、臨時・非常勤等職員課題、選挙闘争総括など23本の質問・意見が出された。とりわけ、どのように臨時非常勤等職員の組織化をはかるのか各単組段階での取り組みなどの発言があった。また、自公政権に対しどのように向き合うかといった意見がだされた。

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【討論コースのようす、活発な意見が出された】


「学習コース」では、講座1「改正労働法の全体像として」と題して、國武英生・小樽商科大学商学部企業法学科准教授が講演した。

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【学習コースの全体写真】

國武准教授は、「非正規雇用の増加等が法改正の背景となっている」としたうえで、改正高年齢雇用安定法など法改正の全体と、とりわけ改正労働契約法について説明した。
また、①5年を超えて更新された場合には「無期雇用へ転換」させること、②これまでの判例を法定化し新ルールも追加した「雇止め法理の法定化」、③無期雇用には通勤手当を支給するが有期雇用には支給しないといった「不合理な労働条件が禁止」されるなど改正のポイントについて話し、フランスなどで導入されている有期労働契約を締結する際の、有期とする理由を限定する入口規制については改正が見送られるなど、今後の課題についても提起があった。
最後に、「労働契約法が改正されたことにより、労使が取り組むべき課題として①有期労働契約のルールの明確化や②正規・非正規労働者の処遇ルールの具体化が必要」と強調した。

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【國武教授】

その後、講座2「春闘の意義と課題-春闘をどう取り組むのか」と題して、日本労働組合総連合会・田島恵一さんが講演した。

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【田島恵一さん】

田島さんは「ヨーロッパは産別闘争が基本だが、日本は企業別の闘争となっており「企業の1つが下げられれば、同産業の企業・別な業種も引きずられるので一緒になってたたかうのが春闘の原点である」としたが、「春闘の構図が崩れ相場形成と波及効果が失われている」という現状を話した。また「要求を出したうえでのゼロと、出さないでのゼロでは、経営の問題点が検証される等の点で大きく違う」としたうえで、労組の特権を活かすことや「要求―交渉―妥結」することの重要性を訴えた。
 最後に、「地域住民の生活状況をキャッチできる位置にあるという自治体労働者の強みを活かして運動をしてほしい」と激励した。

引き続き行われた、全体討論では、藤盛副委員長が「安倍政権の動向は自治労や日教組をターゲットとする厳しいもの。財政健全化計画では、国公特例削減を地公に影響させようとしているが、しっかりと取り組み阻止していかなければならない。確定闘争では、全体の運動が形骸化をしており、厳しい状況だが、諸先輩の取り組みを再確認し、今春闘から運動の再構築をはかっていかなければならない。講演では臨時非常勤等職員の組織化をテーマとしたが、自治体財政が厳しいなか、取り組みがしきれていない部分もあるが、まずは取り組むことが重要であり、臨時非常勤等職員の方は賃金労働条件だけが課題ではなく、働き方やシステムの問題もあり、今後も全体で取り組んでいかなければならない。退職手当の最終場面を迎える。今年度の退職者には影響させないことをはじめ、逓減措置をさせていくためにも、各単組からたたかいの展開を願う。再任用は、年金・雇用を接続させる社会的な課題である。自治体規模も視野に入れた情報提供をしていく。今後各地本・単組段階で方針の豊富化をお願いしたい」とまとめ集会を終えた。

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【藤盛副委員長】


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【団結ガンバロー】

今後、春闘方針は全道13地方本部で開催される地方本部別春闘討論集会で議論を深める。その後1月31日~2月1日の自治労本部臨時大会で意見反映・方針決定し、2月6日には道本部第54回臨時大会で方針の確認を行うこととしている。しっかりと議論・意思統一して、当面する春闘に結集を強め、正規・非正規の区分なくすべての働く者の処遇改善にむけて取り組みを強めていこう。

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道本部「2013国民春闘討論集会」の議案です。添付議案は、2012秋期闘争中間総括(案)と2013国民春闘方針(案)です。


【2013国民春闘討論集会議案】

2012秋期闘争中間総括(案)をダウンロード

2013国民春闘方針(案)をダウンロード

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