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2012年09月07日

仕事の『やりがい』が地域住民の『しあわせ』、それが『やりがい』へとつながる循環に!=自治研究全道集会

本日9月7日、網走セントラルホテルで、第34年次地方自治研究全道集会がはじまった。

自治研全道集会は2年に一度開き、2年前は、桧山管内厚沢部町で150人が参加し、46本の活動・研究レポートを集約した。今回は、参加者が180人でレポート数も前回よりも増え、67本となった。
集会は、本日パネルディスカッションで終了し、明日は、4つの分科会で討論して12時に終了する。

主催者を代表して、自治労道本部・杉谷副委員長は、先週、北海道では11年ぶりに開かれた第84回自治労本部定期大会(函館市開催)について、事故もなく開催することができたと感謝の言葉を述べ、2日間の議論内容について報告した。

政治情勢については、「民主党政権に対して政権交代の期待が大きかっただけに、組合員の大きな失望となっているが、道本部として、新自由主義的な政策とは決別し、子育て支援や若年層に対する雇用対策、社会保障制度の持続と機能強化や、官製ワーキングプア問題の解決など、これまでの民主党政権が打ち出し、取り組んでいる制度・政策課題は実現しなければならない課題だ」と述べ「来る、衆議院解散総選挙においては、勤労者の生活改善と脱原発・再生可能エネルギー社会へむかって、民主党北海道や連合北海道を基軸とした、民主党政権の継続を勝ち取るため政治闘争を展開していく」と強調し、来夏の参議院選挙で、『あいはらくみこ』さんの再選を何としてでも勝ち取ろう」と呼びかけた。

また、「私たちは、地域公共サービスを担う労働組合。質の高い公共サービスを担う労働者の待遇改善を主として自治労運動を展開している。一方で、まちづくりを含めた地方自治のあるべき姿を率先して研究・実践を図る『自治研』活動を取り組んでいる。このことを通じて、自治体職員や地域公共サービスを担う職員の仕事の『やりがい』が、地域住民の『しあわせ』につながり、それがまた職員の『やりがい』へとつながる循環をどう生み出せるか、それが『自治研活動』に求められている」と述べ、「2日間、全体集会の議論やレポートから、より多くのものを学び、単組・総支部での『自治研』活動を活性化し、職場や地域で運動の糧にしてほしい」とあいさつした。


日下道議も参加した

集会には、来賓として網走市の水谷市長が駆けつけ、引き続き、パネルディスカッションのパネラーとして参加した。


東京農大・黒瀧秀久教授

パネルディスカッションの前段、コーディネーターでメインスピーカーの東京農大・黒瀧秀久教授が「オホーツクから発信する新しい地域づくり」をテーマに講演した。
教授は東京農業大学生物産業学部産業経営学科教授でオホーツク実学センター長も務めている。
講演内容は次の通り
1.地域の諸資源を土台としたビジネス起業にむけた戦略性
2.農業の6次化産業と農商工連携
3.地域活性化の事例について-大分県大山町と北海道富良野市の事例紹介
4.北海道における生物資源と潜在的地域力を引き出す課題の4部構成でパワーポイントによる解説が行われた。
3.の富良野の事例では「フラノマルシェ」の取り組みが紹介され、富良野産食材にこだわり、軽食を中心にスイーツカフェなどを展開して成功した事例が紹介された。

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抜山嘉友さん
財団法人オホーツク地域振興機構研究員-食を通じた地域活性化
オホーツク北見
塩焼きそば誕生までの取り組み

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柳谷亜紀子さん
清里町農業-6次産業化を通じた農業の活性会化
たまねぎキャラ たまちゃんと仲間と町おこしに取り組み、子どもたちの笑顔あふれる魅力ある地域であることを願い取り組みを続けている。


伊成博次さん
美幌町経済部主幹 -豊かな森林の活用-環境・エネルギー
FSC国際森林承認材による「町産材活用助成制度」をおこなう→実績2011年度28件、補助金総額10640千円
(FSC森林管理協議会(本部ドイツ))
森林エネルギーの活用
森林を利活用するための企業への支援
木質バイオマスの推進など


水谷洋一網走市長 
-地域づくり-地元自治体の立場で
1.健康スポーツ都市宣言のまち、網走
網走の地域医療の現状など高齢者のスポーツ推進、東京農大との連携
2.スポーツで地域活性化
ラグビー、陸上など多くのアスリートが市内で合宿→究極のリピーター
人口減少の中、いかに交流人口の拡大を図っていくかが地域活性化のカギ
医療がある、コンビニがある、飲食店があることが合宿地の条件!
1か月で5.7億の経済効果あり
3.歴史に根ざした網走の独自文化の発信
モヨロ貝塚など歴史文化を売っていくことも必要
4.1次産業いっそうの充実
畑作の付加価値化
20万トンの小麦流通の充実化、コスト削減化の取り組み
集約化と6次産業化の充実、さまざまな製品開発
スイーツがまだまだたりない
わさびの作付け確保の取り組みで雇用の拡大
水産業の安定化


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