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2012年06月13日

「基地があるから戦争になる」=沖縄戦の体験と辺野古を語る札幌講演会

沖縄復帰してから40年、沖縄戦の体験と辺野古のたたかいについて学ぶため、北海道平和運動フォーラム・ほっかいどうピースネット・安保破棄北海道実行委員会が主催する、「ラブ沖縄@辺野古」の映画上映と、16歳のときに沖縄戦を体験し、53年前から辺野古でくらし、新基地建設に反対し続けている「島袋文子」さんの体験談を聞く、講演会が6月8日、札幌市・かでる2.7で開かれ、約350人が参加した。

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【島袋文子さん】

主催者のあいさつの後、沖縄の基地問題を取り上げた映画「ラブ沖縄@辺野古」の藤本幸久監督と影山あさ子監督が対談。この作品は、「@辺野古」と「@高江」の2部構成になっている。宜野湾市にある普天間飛行場の移転候補地となった、名護市辺野古の現状を追ったドキュメンタリーとなっている。

そこでは、映画のタイトルにもなっている「ラブ」にもあるように、沖縄を愛してやまない戦争経験のある「おじぃ」や「おばぁ」が基地を作るべきではないと立ちあがった姿を描いている。そういった点にも注目して見てほしいと、作品に込めた熱い思いをかたった。

映画上映後には、作品にも登場している、島袋文子さんの経験談と景山あさ子監督の対談が行われた。

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そのなかで、沖縄戦の前に日本軍が駐留するようになり私たちを守ってくれると思っていたがまったく違い、食料も壕も軍に接収され、戦闘が始まると母を弟を連れて逃げまどい、たくさんの悲惨な死を目撃。軍隊は私たちを守らないことを実感した。また、戦後も駐留した米軍が、数々の事件、事故を引き起こし、復帰後も日本政府に期待していたが、負担は増すばかりである。最後に「基地があるから戦争になる」と私は思っていると訴え講演会を終えた。


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