2012年03月11日
放射能の不安の中で暮らすのはいやです。大人も頑張って!=3.11さようなら原発1000万人アクション
3.11東日本大震災から1年。多くの尊い命が失われ、地震・津波の爪痕だけでなく私たちの心にも大きな爪痕が残りました。
これまでも自治労復興支援、連合ボランティアなど多くの活動を通じ、被災地救援に取り組みをすすめてきましたが、福島第一原発事故による放射能汚染は今後も被災地のみならず、私たちの命を脅かし続けています。
左から、呼びかけ人の、西尾正道・国立北海道がんセンター院長、麻田信二・北海道生活協同組合連合会会長理事、小野有五・北海道大学名誉教授
福島第1原発の大事故からちょうど1年の本日3月11日、さようなら原発1000万人アクション北海道実行委員会は、札幌市・大通公園西8丁目で「東日本大震災・福島原発事故から一年、早期復興!なくそう原発!許すな再稼働!3.11北海道集会」を開き2000人以上の一般市民・労組組合員が結集しました。
開会に先立ち、「小樽潮太鼓」が披露され、その後被災者の方々へ黙祷を捧げました。
呼びかけ人を代表し小野有五・北海道大学名誉教授、西尾正道・国立北海道がんセンター院長、麻田信二・北海道生活協同組合連合会会長理事がそれぞれ放射能の危険性と北海道の自然エネルギーの可能性を訴えました。
小野さんは、「事故後、世界は変わった、変わっていないのは日本だけ。一日も早く、泊原発を止めよう」と呼びかけた。
西尾さんは、「ガンの死亡率は、泊が一番高い、その次に岩内だ。イデオロギーではなく、人間の見識として未来の子どもたちの責任を持とう」と訴えた。
麻田さんは、「食べ物で命が保たれ、健康を守る。泊も大間も事故が起きたら北海道の農林水産や観光が全滅する。北海道は資源がたくさんあり。風力、太陽、水、森林で充分電力が賄える」と強調した。
その後、長田北海道平和運動フォーラム事務局長が、この間の1000万人署名の状況と今後の集会について報告。
きもべつ自然エネルギーにシフトしよう会・斉藤愛三さんからは、第一次産業からの視点で泊原発の危険性を訴えました。
集会アピールは、小学4年生の安斎由羽さんが「放射能の不安の中で暮らすのはいやです。わたしたちも頑張るので、大人のみなさんもしっかり頑張ってください」と呼びかけました。
その後のデモ行進では、北電前まで「原発いらない!原発なくそう!」とシュプレヒコールをあげ脱原発を訴えました。
今後も自治労道本部は、脱原発にむけて、「さようなら原発1000万人アクションと署名」の取り組みをしっかり続けていきます。