自治労介護労働ネットワーク

介護ワーカーサポートダイアル
0120-768-068

ホームページ  /  メール

ニュース写真 ギャラリー

最新ニュース

2012年01月06日

働くものの思いをつなぎ合い、連帯し支え合おう=2012連合北海道・新年交礼会

1月5日、札幌市・ホテルポールスター札幌で連合北海道新年交礼会が開かれ400人が参加した。

工藤連合北海道会長は、「新しい年、働く者に、安らかで実り多い年になるように祈る」と述べ、会場に流れた音楽『あすという日が』についてふれた。

--------------------------------
『あすという日が』について

学校緊急避難所に指定されている、仙台市立・八軒中学校吹奏楽合唱部は全国大会強豪校。自らも被災者でありながら、できることから行動して行こうと動き出した。

3月19日に福島市音楽堂で開催予定だった声楽アンサンブルコンテスト全国大会が中止になった。
出場予定だった八軒中学校吹奏楽合唱部が、復興を祈願し、被災地から希望の声を届けようと『あすという日が』を避難所で披露した。これが偶然取材され、全国に広がりチャリティーCD化され販売されている。
(近畿日本ツーリスト営業所で販売中!)

--------------------------------

工藤会長は歌のエピソードを話したあと、「日本に未曾有の大災害をもたらした東日本大震災から今日1月5日は、311日目。今なお懸命に復興に立ちむかっている被災地の皆さんに対し心からお見舞いを申し上げる」と述べ、本格復興・実行とスピード、記憶の風化に懸念しながら「被災地の痛みを共有化し、関心を持ち続けることが重要だ」と強調し「寄り添う心を大事にしよう!」と訴えた。

また、当面する課題として、2012春季生活闘争と政治課題の2点について話した。

2012春季生活闘争については、「労働組合の役割として配分の是正による賃金水準の復元、底上げ・底支え、と格差是正」を強調し、依然として改善されないが、適正な分配をすることで、中間層が厚くなると指摘した。
その上で、各構成組織が、処遇の改善キッチリと取り組み、働くものの思いをつなぎ合い、連帯し支え合い、社会的に自立し老いていけるよう取り組もう」と述べ「そのめざすべき社会像として『働くことを軸とする安心社会』にむけ、その考え、理念の共有化に全力あげる」と強調した。

政治課題については、野田総理の年頭所感や記者会見についてふれ「復旧・復興、原発事故収束、日本の成長・再生をめざす『国づくり』には共感できるが、具体的に丁寧に語る必要がある」と指摘した。
また、これまでの、与・野党ともに政局を左右してきたことについては、「残念であり遺憾である。苛立ちを禁じ得ない」と話した。

さらに、「いずれにしても、政権与党として地道に政治的プロセスを一つ一つ 国民・野党に丁寧に説明し説得する、民主的手続きを怠ってはならなく、同時にめざすべき姿(グランドデザイン)を発信してほしい」と述べ「民主主義の最大の武器は、説明と説得だ」と話した上で、通常国会での本格予算編成、国民生活に直結する重要法案成立にむけ全力を尽くし、着実な結果と実績を積み上げてほしい」と強調した。

最後に、「時代環境の変化を真摯に受け止め、前を向いて皆さんと力を合わせ進んでいく」と決意を述べあいさつした。

引き続き、民主党北海道代表・荒井聡衆議院議員、横路衆議院議長、高原北海道副知事、上田札幌市長らが来賓としてがあいさつし、北海道経営者協会・前泉洋三会長の発声による乾杯を行い、その後、来賓の国会議員が紹介された。



Copyright © Jichiro Hokkaido. All rights reserved.