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2011年11月21日

1兆3300億円のムダ、ムリ、無謀!もんじゅを廃炉へ! 全国集会=12月3日

11月20日から開かれている、政府の行政刷新会議「提言型政策仕分け」の中で、「高速増殖炉もんじゅ」について、その方向性を含め原子力研究開発の是非や、2012年度予算概算要求に盛り込まれた、22億円の見送りについても検討されています。

高速増殖炉開発は、原型炉である「もんじゅ」の相次ぐトラブルによって、その先行きが不透明になっています。「もんじゅ」は、現在も炉内中継装置のトラブルによって長期にわたり運転が中止されています。その間も一日5,500万円にも上る維持管理費を浪費し、これまで建設費と維持管理費、燃料費をあわせて1兆3,300億円(2009年度まで)が税金で賄われています。


青森県の六ヶ所再処理工場の完成(完工)は、2012年10月とされていますが、高レベル放射性廃棄物ガラス固化施設でのトラブルや東日本大震災などによって完成の予定が見えていません(しかし「予定」はいまだ変更されていません)。

さらに、「プルサーマル計画」も2015年には16~18基の原発で実施する予定でしたが、原発そのものの再稼働の是非が問われ、核燃料の再利用はコスト高とする原子力委員会の試算も出されており、その先行きは不透明な状況です。

プルトニウム利用路線の中核である再処理と高速増殖炉開発はそれぞれ行き詰まり、「核燃料サイクル路線」は、事実上破綻している状況にあります。
だからこそ、私たちは、ムダ、ムリ、無謀な「もんじゅの廃炉」にむけ、脱プルトニウム社会実現をもとめ、政策転換に結びつける必要があります。

12月3日には、福井県敦賀市で「2011もんじゅを廃炉へ!全国集会」が開かれ、国と原子力機構に廃炉の準備を迫ります。


チラシのダウンロード
【2011もんじゅを廃炉へ! 全国集会】
◇日 時 : 2011年12月3日(土)11:00~16:00
◇主 催 : 2011もんじゅを廃炉へ! 全国集会実行委員会
◇呼びかけ団体 原子力発電に反対する福井県民会議/原水爆禁止日本国民会議/原子力資料情報室/ストップ・ザ・もんじゅ/反原発運動全国連絡会
◇場 所 :  白木海岸(抗議集会)
       敦賀市プラザ万象(全国集会) 敦賀市東洋町1-1 
       ℡0770-22-9711


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