自治労介護労働ネットワーク

介護ワーカーサポートダイアル
0120-768-068

ホームページ  /  メール

ニュース写真 ギャラリー

最新ニュース

2011年09月23日

男性の意識改革と女性に求められる「受け身の野心」=連合北海道男女平等学習会

9月22日 札幌市・ホテルポールスター札幌で、連合北海道 男女平等参画推進学習会が開かれた。

工藤和男(会長代行)連合北海道男女平等参画推進委員長は、連合北海道の男女平等参画の状況に触れ、「第3次推進計画期間は、あと1年。数字上は大きく進んでいないが、引き続き取り組みを強化する。連合中央でも男女平等参画推進が運動の大きな柱となっている。各産別での努力を要請する」と、一層の運動推進を表明した。

学習会は、「男女平等参画推進の社会的意義について」と題して、札幌大谷大学短期大学部教授の平岡祥孝さんが講演した。

平岡先生は、「中年男性教師の私見の紹介ゆえ、皆さんの受け止め方はそれぞれ」と前置きしたうえで、「男性中心社会から男女平等参画社会の時代に競争のルールが変わった。男だ!女だ!と言ってられない。過去の男性社会を引きずっていては成功しない」と情勢分析し、人口減少社会における人材確保のキーワードは、「優秀な人材が定着する組織づくりと、実力・成果を限りなく正当に評価する努力を惜しまないことが必要」と語った。

また、職場において男女平等参画の阻害要因として、「仕事のできない経験者」と断言し、具体的に「①肩書きを振りかざす、②前例踏襲での業務推進(思考停止)、③嫉妬深い、④情実に溺れる、⑤自己保身、責任転嫁を常に意識している、⑥不勉強ゆえ傲慢」を実例を交えて指摘した。

最後に、男女平等参画を進めるために、男性の意識改革はもちろんだが、女性に求められるのは「受け身の野心」と表現し「与えられたら逃げない姿勢が大事」と訴え締めくくった。


Copyright © Jichiro Hokkaido. All rights reserved.