2009年02月04日
女性が働きやすい職場にするには
自治労北海道本部女性部は、自治労会館で1月31日第28回女性交流集会、2月1日に2009年度女性政治学習会を開催した。両日とも、約160人の組合員が参加した。
毎年、女性交流集会は、職種や雇用形態を問わず、幅広い年齢層の女性が結集して意見交換し、春闘期の課題を共有する場として開催している。
講演は、ラジオパーソナリティーのマダムケロコさんを招き、「働く女性と介護」をテーマに、ユーモアを交えながら自身の介護体験を話した。
身体も気持ちも楽に生きるために「人のせいにしない」「マイナス思考にならない」というアドバイスは、介護という枠に留まらず、生き方についても通じるもので、多くの参加者に元気を与える内容だった。
政治学習会では、峰崎直樹参議院議員、植本真砂子中央本部副委員長を招いて、講演を受けた。
峰崎参議の講演では、サブプライムローンに始まるマネーゲームにより世界がカジノ化し、その結果、世界同時不況から世界恐慌へと拡大しつつある現在、この先日本はどのようになるのか、これまで歴史の分岐点において、国民の声に耳を傾けず選択を誤ってきた自民党政権から政権を奪取し、信頼社会を構築しなければならないと話された。
植本副委員長からは、自身が組合役員を担うことになった経緯を通し、誰のために何のために組合運動をするのか、また男女平等参画をめぐる国際的な動きのもと日本での取り組み状況について説明、今ある権利は当たり前のものではなく、たたかって勝ち取ってきた「先輩からの贈り物」である、などの話がされた。
参加者からは、政治家の話を生で聞き政治闘争の必要性を改めて感じた、男女平等参画の重要性を再確認し、女性が働きやすい社会にするためにはどうすればいいか考えさせられたという感想が多く出されていた。