2009年01月10日
「日の丸・君が代」の強制を許さない全道集会
1999年、「国旗・国歌法」は多くの反対の声を無視して強行成立させられました。その成立過程において政府・文部省が「強制するものではない」と答弁していたように、この法には国民に対して「国旗・国歌」の尊重義務規定はありません。
しかし、同法成立を口実に文科省は、学校や地域社会に対し「日の丸・君が代」の強制を強めてきています。特に、学校においては、「学習指導要領」を根拠に「指導」という名の強制を強化し、「日の丸・君が代」を教職員・子どもに押しつけようとしています。
「日の丸・君が代」の強制に関する裁判では2006年9月21日、東京都立高校の教職員が斉唱の強制に対して都教委の懲戒処分の禁止を求めた訴訟判決で行政の教育への不当介入の排除を定めた教育基本法に違反するとして原告側全面勝訴の判決が出されました。また、北海道人事委員会においても、君が代斉唱を妨害したとして道教委から戒告処分を受けた教諭に対し懲戒処分が取り消される裁決が出されています。
しかし、2006年12月15日に改悪された教育基本法によって、行政はこれまで以上に強制を強めることが予想されます。
連合北海道は、1999年第11回定期大会答弁『義務化・強制反対』方針に基づきこれまで取り組んできました。また、連合北海道組織財政特別委員会第6次答申においても、掲揚・斉唱を強行することによる教育現場の混乱と処分については、第11回定期大会答弁のとおり、あきらかに「義務化・強制」により発生したものであり積極的に反対する取り組みを行うべきであると考える」としています。
自治労道本部は、この集会に積極的に参加します。
□ 集会名 「日の丸・君が代」の強制を許さない全道集会
□ 日 時 2009年 1月16日(金) 18:00~19:40
□ 場 所 北海道教育会館 7階 大雪(札幌市中央区南3条西12丁目)
□ 内 容
基調講演「日の丸・君が代」と「愛国心教育」
講 師/尾山 宏さん
特別報告「福岡ココロ裁判闘争」からの報告