2008年08月06日
めざすは最低賃金1000円!誰もが暮らせる賃金を!
8月6日、12時20分から札幌市の合同庁舎前で、北海道地域最低賃金の大幅賃引き上げをもとめる昼休み集会を開いた。
【画像】連合北海道・佐藤最賃対策委員長は、「最賃引き上げは多くの労働者が期待している、要求実現のため産別も地域も総決起しよう」とあいさつした。
この集会は、5日、中央最低賃金審議会で今年の「目安(下記参照)」が出されたことを受け、北海道での闘いが明日から始まるため連合北海道の要求「1000円」の実現に向けて開いたもの。
いま、ワーキングプアといわれ、働いても生活できない労働者が増えている中で、最低賃金の大幅な引き上げは、差別解消に向けた重要な闘い。
この集会には、連合北海道加盟組合の組合員約100人が参加した。
自治労道本部からも参加した。
「貧困の解消をめざし、誰もが暮らせる賃金」を求め労働局に向かってシュプレヒコールを行った。
53円引き上げでは貧困の解消にはならない!
〔中央最低賃金審議会答申の「めやす」〕
Aランク15円、Bランク11円、Cランク10円、Dランク7円
さらに、生活保護を下回る12都道府県について、具体的差額金額を明示し、その解消を求めることになっている。
北海道の差額は53円。この差額を解消期間は(年数)はそれぞれの地方審議会で決めることで、地方の議論にあずけられた。
現在の最低賃金は、654円。これに53円を加えても707円。これでは、経済的に自立した賃金にはならない。
連合北海道は、最低賃金「1000円」を目標にしつつ、生活保護との差額解消はすでに労使が合意したものであるため、実行されるべきとしている。