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2008年07月03日

「紛争地」での実戦想定した「北方転地演習」反対!

防衛省は、6月20日に開始した「北方転地演習」の一環として、7月11日から矢臼別演習場を使用し、陸上自衛隊第3師団(兵庫県)の部隊3,000人による長射程射撃訓練を行おうとしている。

「あらゆる事態」に備えてということを押し出したこの演習は、「紛争地」での実戦を想定したものにほかならない。


 
本日(7月3日)、「演習」に使用する火砲・戦車等を、民間の輸送会社も使い、釧路港に揚陸し、国道を使って矢臼別に搬送する。

この「演習」は海上自衛隊の輸送艦「おおすみ」、航空自衛隊の戦闘機、輸送機(中標津空港使用)をも利用した自衛隊三軍統合演習である。「テロ」対策を主とした「南方転地演習」と同様に自衛隊を実戦に投入するための訓練の場として位置づけられているものである。

北海道の民間港・空港・国道などを自由に使う米軍・自衛隊
 
強い濃霧で視界が悪いなか、朝8時から釧路西港において、釧根平和運動フォーラム主催する7.3「北方転地演習」反対・抗議集会が行われた。参加者は200人。

主催者を代表して安達議長は、あいさつで「在日米軍の再編の具体化として、2月には千歳基地での米軍戦闘機の移転訓練、小樽・函館・室蘭など民間港への米軍艦の相次ぐ寄港、米空軍の民間空港の使用、日米合同訓練の実施など北海道を米軍が自由に使える状況がつくられてきている。今回の自衛隊の転地演習も釧路港、中標津空港、国道を自由に使い矢臼別演習場に結集して行うものであり、公然と住民を無視して強行することに強く抗議する」と話した。

民主党釧根総支部の渡辺副代表(釧路市議)、社民党釧路支部など政党から連帯のあいさつ。さらに、集会に多数結集した十勝フォーラム、網走フォーラムを代表して連帯のあいさつが行われた。

特に十勝の齋藤議長は、「昨年までは大樹浜に海上自衛隊の輸送艦『おおすみ』の揚陸訓練が実施されてきたが、今年はG8サミットの警備体制があり中止となった。しかし、釧路港への揚陸訓練が行われることは無視出来ない。ともにたたかう気持ちで結集した。」と述べた。

濃霧で大幅に上陸が延期

輸送艦「おおすみ」の上陸演習への監視行動と抗議のシュプレヒコールを繰り返したが、強い濃霧で上陸は大幅に遅れる事態となった。

その間、たたかう連帯あいさつとして集会に結集した自治労道本部、北教組本部及び管内支部代表からもあいさつがあった。

自治労道本部はは、小檜山政治部長が「民間港への相次ぐ艦船寄港を止めるために日米地位協定の抜本改正の取り組みや平和を築くための自治体の果たす役割を強めるために努力する」と報告した。

集会は、集会決議の採択、最後に団結ガンバローを三唱して終了した。



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