2007年11月05日
障労連が総会=障害を持つ仲間の輪広げよう
11月3日、道本部は第17回障害者労働者連絡会総会を札幌市・自治労会館で開き30人が集まった。
稲田会長は主催者として、「地方自治体の厳しい財政の中、賃金削減攻撃が進んでいる。また、勤務評価制度の導入検討の動きがあるが、障害を持つ労働者にとって極めて厳しい状況が想定される。組合に結集して、障害を持つ仲間の輪を広げよう」とあいさつした。
引き続き、総会の議事に入り、経過報告では、特に教育委員会関係において、障害者雇用率が達成されていない問題や、方針では、全道庁労連と札幌市職連などだけでなく、より広く障労連運動を全単組に広げていく必要性が確認された。
新役員
代 表 稲田 浩平 (全・胆振総支部)
副 代 表 籠山 愛 (全・札幌総支部)
副 代 表 大谷 英男 (札幌市職連)
事務局長 西村 正樹 (全・札幌総支部)
事務局次長 八木 真理子(札幌市職連)
事務局次長 菅原 太郎 (全・札幌総支部)
記念講演では、自治労障害労働者全国連絡会代表幹事の西村正樹さんが「障害者権利条約成立にともなう私たちの運動課題」について講演した。
西村さんは、「昨年12月13日の第61回国連総会において「障害者の権利条約」が採択された。日本政府は、この条約に署名をしたが、今後は、実効性ある批准に向けて現行の施策や障害児・者の生活実態等を検証し、関連法の見直しや障害者差別禁止法の制定が課題となってくる。」と話した。
各県本部・自治体単位で、条例制定運動の取り組みが求められている。