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2007年07月01日

「委託元の社会的責任を追求」 福岡大和倉庫分会が街宣

自治労全国一般評議会の福岡大和倉庫分会は6月25日、雪印乳業の関連会社であるメグミルク(元は雪印乳業の牛乳部門)との労使紛争の解決を訴えるため、札幌で行われた雪印乳業の株主総会に出席、併せて会場近くで街頭宣伝を行った。

大和倉庫労組街頭宣伝画像
〔画像〕 株主総会で関連会社の労使紛争解決を訴えた

株主総会では、福岡県労働委員会の救済命令を受け、「大和倉庫の委託元であるメグミルクが社会的責任を果たすよう、雪印として早期の円満解決を図るよう働きかけるべき。」として説明を求めた。

今回の総会では、雪印側から明確な回答はなかったものの、当日は道本部や全道庁などからも行動の支援を行い、市民や総会へ参加する株主へ、紛争の早期解決を呼びかけた。

大和倉庫労組街頭宣伝画像
〔画像〕 市民や株主にも委託元企業の責任を果たすよう求めた

◇    ◇
福岡大和倉庫は、メグミルク福岡工場の下請として、製品の荷役作業を請け負っていた。しかしメグミルクは、5割減という契約単価の切り下げを行い、05年7月末に大和倉庫は会社を解散、従業員を全員解雇した。

以来、自治労・全国一般福岡大和倉庫分会は、地元などで抗議や街頭宣伝を展開、07年1月に福岡県労働委員会は、大和倉庫とメグミルクの不当労働行為を謝罪する文書の交付命令を出した。

1月の労働委員会命令は「下請会社の経営や労働者の雇用を実質的に支配する委託元企業が、下請の労働組合との団体交渉を拒否するのは、不当労働行為にあたる」という画期的判断を示した。

しかし、雇用確保や不利益の補償は棄却、今後の課題となっている。

福岡大和倉庫分会のたたかいは→こちらのホームページでもみることができます。


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