2006年01月26日
「道の10%削減に全国から支援」 一時金などで前進
1月25日をヤマ場に取り組みを進めてきた「1月闘争」は、25日早朝の副知事交渉で、一時金の削減を圧縮し、退職金の削減を撤回するなど前進はあったものの、基本給10%削減は譲らなかったことから、早朝の29分抗議集会を行った。
〔画像〕25日早朝に行った副知事との最終交渉
地公三者(北教組・全道庁・道本部)は、昨年の確定闘争から引き続く課題として、道の給与10%削減などを柱とする財政再建案に対して、国の直轄事業負担金の見直しや起債償還方法の変更を国へ申し入れることなどの提言を、知事へ提出している。
また、個人署名や4日間にわたる座り込み、2800人を集めた昼休み集会など、取り組みを強めてきた。
今回の闘争には、全道の単組をはじめ、自治労の東北・関東甲地連の仲間も、ともに座り込みを行い、自治労本部の岡部委員長も激励と知事への要請に来道、さらに連合北海道と傘下の組合など、全道・全国に支援が広がった。
副知事との最終交渉でも、給与の10%削減提案を撤回させることは、できなかったが、道内の多くの単組からの参加を得て、全国的な支援を受け進めた取り組みの成果は、「やはり、国の政策に誤りがあるのだ。」と多くの組合員が一致できたことではないだろうか。
今後、給与構造見直しを始めとする、残された課題の解決に全力をあげるとともに、06春闘の取り組みを職場・地域から進めていく。
〔画像〕取り組みの報告と給与10%削減に抗議する早朝集会=道庁前