2005年12月09日
「9条はアジアの共有財産」 開戦の日にフォーラムなど集会
12月8日、1941年に太平洋戦争が開戦となったこの日を、非戦・平和を誓い合う日にしようと、道平和運動フォーラムなどが「平和な21世紀に!12・8北海道集会」を開いた。

〔画像〕「被害者と加害者からパートナーへ」道フォーラムなどが主催
会場の自治労会館には、各労働組合や市民団体などから約300人が集まり、アジアの人々と手を携え、平和を求めていくことを誓い合った。
集会では、NGOピースボート共同代表の櫛渕(くしぶち)万里さんが「東アジアとの平和構築に向けて」と題し講演。

櫛渕さんは、東アジアの状況に関し、「日本による植民地支配から東西冷戦を経て、現代にいたる複雑な時代背景がある。」と説明、「国と国の政治状況に左右されない、市民と市民の時代を作っていこう。」と訴えた。
また、憲法9条に関しては、「アジア太平洋地域の集団的安全保障の土台になってきた。」と述べ、「東アジアの共有財産として、平和憲法が大きな役割を担っている。」と話した。
ピースボートが今年8月に行った初の日韓共催クルーズでは、両国から、それぞれ300人が参加、クルーズでは「参加者同士が共通の東アジア未来図を描き、歴史認識を共有した。」とし、「加害者と被害者から、未来を創るパートナーへと成長することができた。」と述べた。
講演に続いて、道本部青年部の引地次長から「負の歴史を精算し、平和を求めていこう!」とする集会アピールを提案し、集会を終えた。
青年部:引地次長




