2005年11月25日
「無責任な姿勢を許さず」 道福祉事業団の経営譲渡で集会
11月21日、道社会福祉事業団の福祉村支部で、2006年4月に行われる道からの「経営譲渡」に関し、組合員集会が行われた。
これは、道の委託施設として運営してきた同事業団の福祉村、太陽の園、白糠学園に関し、自主運営とする事業団当局からの提案に対するもの。
〔画像〕道社会福祉事業団の福祉村支部で行われた組合員集会

地方自治法の改正により、自治体の管理委託業務が指定管理者制度へ移行する。これを受け、事業団として社会福祉施設という性格上、業務の受託者が毎年変わるような状況になることを避け、安定的な事業運営を行うためとして、道から経営譲渡を受け、独立運営を選択した。
しかし、国からの支援費のみでの運営となるため、開設以来、道の福祉行政として、独自に幅広く行ってきた事業や施設を維持していくためには、利用者の処遇や職員の労働条件に大きな影響が避けられない状況となっている。
こうした利用者・組合員の不安に、事業団労組では当局に対し交渉を行ってきているが、中長期的な運営プランはおろか、来年4月からの体制すら明らかにしない状況が続いている。
道本部としても、こうした事業団当局の無責任な姿勢を許さず、また道に対しても、これまで運営してきた責任の一端を追及する立場で、全道庁とも連携しながら、施設の安定的な運営のための取り組みを進めていくこととした。


