2005年06月28日
「課題は待ったなし」 道本部・都市連絡会議が交流集会開く
道本部の都市連絡会議は、小樽市で6月17、18日に2005年度の夏季交流集会を開き、175人が参加した。
〔画像〕都市連の夏季交流集会に175人

あいさつに続き、地方自治総合研究所の高木健二研究員が三位一体改革と地方財政に関して講演を行った。
「経済諮問会議の『骨太方針2005』は国・地方の行革推進による、公務員賃金の削減が最大のテーマとなっているのが特徴」とし、「一方で、こうした歳出カット・合理化だけでは、自治体財政の黒字化は難しい。小泉退陣後に消費税などの増税が、検討されるだろう」と述べた。
また、中・長期のビジョンが不透明な現在の地方財政計画を説明し、「今後、各自治体への自主的ルール作りが求められ、住民も予算編成などへの参加が必要になる」と結論づけた。
続く分科会は、単組代表者や現業など、5つに分かれ、討論した。
単組代表者の分科会では、給与の独自削減や職員数削減、また、「事務事業見直しの職場議論から出てきた合理化に、組合として反対の立場になりきれない」など、厳しい財政状況を反映した課題が多く出された。
2日目は、前日からの分科会に続き、地域給与見直しに関して道本部から提起し、集会の終わりにあたって、都市連の笹尾代表幹事から「状況は厳しいが、課題は待ったなし。提起された取り組みをやりきろう」と、全体集約を行った。
〔画像〕5つの分科会に分かれ討論




