2005年05月02日
「今も続く放射能汚染」4.26 チェルノブイリーデー集会
4月26日平和運動フォーラムなど市民団体が、札幌の大通西6丁目で核兵器と原発の廃絶をテーマに「4.26チェルノブイリデー集会」を開き、200人が参加した。
〔画像〕「チェルノブイリデー集会」に200人が参加
1986年の、旧ソ連チェルノブイリ原発事故から今年で19年目、当時事故処理に当たった作業員ら5万5千人以上の人々が死亡したと言われている。
いま、事故を起こした4号炉を遮蔽している「石棺」は老朽化が進み、崩落すると95パーセントが残っている炉内の核物質が放出され、再汚染は免れない。
周辺ではいまも高い放射能が検出されている。旧ソ連国内で約320万人に上った被爆者のうち、いまも230万人が医師の観察下におかれている。そのうち45万人が子どもで、甲状腺癌の発生が激増している。
今年は、戦後60年、被爆60年の年にあたり、道外からの参加で青森県原水禁の代表は「巨額のお金が県内業者に入り、六ヶ所村の再処理工場には反対でも、家族が働く場となれば思いは複雑」と話し「しかし、東アジア全体の使用済み核燃料が搬入されようとしている今、危険な本格稼働を阻止しなければならない」と決意を述べた。
〔画像〕自治労広島県本部からも参加、
原水禁世界大会との連携を訴えた
被爆地広島からは、自治労広島県本部の代表も3人参加し、例年4月9日の反核燃の日青森から始まる平和行進を、今年は北海道からスタートさせることとし、8月4日から広島で開催される原水爆禁止世界大会に向けた『非核・平和行進の横断幕』が北海道平和運動フォーラムから青森県に手渡された。
集会後は、北海道電力までパレードし、核兵器も原発もいらない、平和な社会の実現を訴えた。
〔画像〕ステージでは「脱原サンバ」のパフォーマンスも