2005年05月09日
平和・格差是正を求め 全道メーデーに1万3千人が参加
76回目の全道メーデーは5月1日、大通西8丁目広場で開かれた。
小雨降りしきる肌寒い天候の中、参加した1万3千人は、平和や格差是正を求めるプラカードなどを手に、安心して働ける公正な社会づくりへ気持ちをあらたにした。
〔画像〕全道メーデーに1万3千人が参加
全道メーデーの実行委員長でもある連合北海道の渡部会長は「小泉政治は郵政民営化にこだわり、社会保障改革や雇用対策を放置している。これが、わが国の政治の実態だ」とあいさつ。
また、札幌市の上田市長は「武力で真の平和は成り立たない。私たちは歴史から学び、そして平和憲法を手にした」と述べ「世界に例を見ない先進的な憲法の理念を大切することが、この時代に求められている」と訴えた。
集会では、新規加盟組合からの決意表明に続き「働くものの連帯とNPOなどとの連携で、自由で平和な世界を作っていこう」とメーデー宣言が採択され、その後3つのグループに分かれ市内をパレードした。
道内のメーデー集会は、札幌のほか約180の会場で開かれ21万人が参加した。
〔画像〕3グループに分かれ札幌市内をパレード