2005年03月24日
声をあげよう「戦争にNO!」 網走でイラクを考える集会
連合北海道網走地域協議会・平和運動フォーラム網走地域協議会の主催で約400人が参加し、北見市の芸術文化ホールで「イラク問題を考える3・13網走管内住民大会」が開かれた。
〔画像〕会場の北見市芸術文化ホールには400人が詰めかけた。
イラク戦争の報道では見られない・聞こえない現状を学び、戦争がいかに悲惨で愚かなことか、そして次世代に平和をどう引き継いでいくか、日本の自衛隊派遣は正しい選択なのかなどを考え合う場を作り、道東の地から平和を願い、いかなる戦争にも反対する運動を展開しようと開いたもの。
湾岸戦争・イラク戦争の被害を取材するフォトジャーナリスト、森住卓さんの講演「写真から見たイラク」では、劣化ウラン弾で汚染されていると知らずに、裸足で遊ぶ子供たちや白血病・ガン・奇形などが多発、医薬品が不足し、あふれる重病患者に手の施しようがない病院の惨状。また、動植物や水などへの取り返しのつかない危険な環境被害が報告された。
また、ピンクのビキニコスチュームで反戦デモや展覧会・パフォーマンスなどを東京・ソウル・ベルリンなど各地で展開している「桃色ゲリラ」によるライブが行われ、様々なジャンルのアーティストたちが、平和への願いをパフォーマンスで表現した。
参加者からは「報道されていない悲惨な状況が良くわかった」「子供たちに正しい状況を教えていきたい」「流されがちな戦争・平和問題をもう一度考えていきたい」などの意見や決意が述べられた。
今回、講演した森住さんの写真は、3月15日から約1ヶ月間、網走市など6市町村を巡回し展示される予定。
〔画像〕桃色ゲリラによるパフォーマンス