2012年11月06日
10万年間も監視が必要で危険!=講演会「核廃棄物処分と幌延深地層研究所は、今?」12月9日
北海道平和運動フォーラムが後援する、護憲ネットワーク北海道が主催の講演会「核廃棄物処分と幌延深地層研究所は、今?」が、12月9日(日)教育文化会館で開かれます。
日本国内の原発には、すでに「使用済み核燃料」約2万トンが「核燃料プール」に貯蔵され、約7割が埋まっています。残りは6400トン分しかありません。
また、各原発の「使用済み核燃料」を受け入れている青森県六ケ所村の再処理施設にも2800トンに達し、限界(3000トン)に迫っています。また、「使用済み核燃料」を再処理した際に出る「高レベル放射性廃棄物(死の灰)」は、冷却のため30~50年間貯蔵施設に保管し、最終的に地下300m以深に「地層処分」するとしています。
その「地層処分」の研究をすすめている幌延深地層研究センターでは現在、最深部で約350mまで掘削がすすみ、5月には350m調査坑道の換気立坑と東立坑を結ぶ坑道が貫通し、今後、放射性物質の放射能漏れを防ぐ人口バリアの研究がすすむものと思われ、放射性物質の持ち込みが懸念されます。
日本学術会議は9月11日、高レベル放射性物質の最終処分の計画について、「日本列島に安定した地層はなく、現在の最終処分計画の見直し」を提言しました。
「10万年間も監視が必要な危険な核廃棄物を安全に保管できるのか」、「そこに核廃棄物が存在することを後の世代に知らせることができるのか」、廃棄物処分と幌延深地層研究所の現状を学習します。
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講演会「核廃棄物処分と幌延深地層研究所は、今?」
◇と き 2012年12月 9日(日)14:00~
◇会 場 教育文化会館305号研修室(札幌市中央区北1条西13丁目)
◇主 催 護憲ネットワーク北海道
◇内 容
「幌延深地層研究所と核廃棄物」
講師 久 世 薫 嗣 さん
(核廃棄物施設誘致に反対する道北連絡協議会代表)