2012年10月18日
原発・核燃料サイクルに反対の意志を固めよう!=11・23幌延デー北海道集会
「11.23幌延デー北海道集会」は今年で27回目を迎えます。今年も11月23日13時から集会が開かれます。
幌延町が核廃棄物施設を誘致してから28年が経過しました。
日本学術会議は9月11日、高レベル放射性物質の最終処分の計画について、「日本列島に安定した地層はない」「現在の最終処分計画の見直し」を提言しました。
しかし、幌延深地層センターでは現在最深部で約350mまで掘削がすすみ、5月には350m調査坑道の換気立坑と東立坑を結ぶ坑道が貫通し、今後、放射性物質の放射能漏れを防ぐ人口バリアの研究がすすむものと思われ、放射性物質の持ち込みが懸念されます。
また、幌延商工業者らが「最終処分場誘致の期成会」の準備をすすめているとされています。宮本幌延町長はこの間、町議会で「(国による高レベル処分地選定の『文献調査』の申し入れがあった場合)今後の検討課題である」「(深地層研地上施設について)三者協定に違反しないことで、できるものがあれば考える」と答弁しており、なし崩し的に幌延が最終処分地とされることが懸念されます。
候補地の選定などを担う原子力発電環境整備機構(NUMO)の専門家委員会の委員である日大の高橋正樹教授は、道東の「根釧海岸地域」など、火山活動や地殻変動の影響が地中に及びにくい国内3カ所を、「核のゴミ処分地」に「敵地」とする研究報告をまとめています。
私たちは、道の「核抜き条例」や「放射性廃棄物の持ち込みはしない」「研究終了後は、地上施設は閉鎖し地下施設は埋め戻す」「将来とも最終処分場としない」などの「三者協定」を遵守させるとともに、道内すべての自治体において高レベル核廃棄物最終処分場の受け入れを拒否するたたかいをすすめることが重要です。
国による核のゴミ処分問題を浮き彫りにし、原発・核燃料サイクルに反対する強い意志を固めましょう!
日 時 2012年11月23日(金)13:00~
会 場 天塩郡幌延町共進会場(東が丘スキー場下)
主 催 北海道平和運動フォーラム
共 催 道北核廃棄物処分場反対連絡協議会
内 容 集会後、デモ行進