2012年09月20日
「原発ゼロ」が骨抜きの閣議決定!大間原発の建設容認に抗議!=11月3日はやめるべ、大間原発!11.3 北海道集会
自治労北海道本部は、北海道平和運動フォーラムに結集し、大間原発の建設容認を許さない緊急抗議打電行動にとりくみます。
政府は9月14日、中長期的なエネルギー政策の方向性を示す「革新的エネルギー・環境戦略」を決定しました。
その内容は、①2030年代に原発ゼロを可能とするよう政策資源を投入する、②新増設はしないとしたものの、当面は原発を「再稼働」させ、原発使用を前提とする「核燃料サイクル」も継続するなど極めて矛盾したものとなっています。しかし、政府はこれすらも閣議決定しないなど、「原発ゼロ」を骨抜きにするもので断じて容認できるものではありません。
さらに、枝野幸男経済産業相は15日と昨日、閣議決定以降の記者会見で「すでに設置許可を与えている原発について、これを変更することは考えていない」として、東京電力福島第一原発事故後に建設工事を中断した電源開発「大間原発」の建設工事再開を容認する意向を示しました。
また、藤村修官房長官も18日の記者会見で、大間原発などの建設再開について「既に設置許可が行われており、現在稼働中(の原発)と同じ扱いをするという考え方だ」と述べ、政府としても建設再開を容認する考えを表明しました。
大間原発は、再処理後の危険なプルトニウムとウランの混合酸化物(MOX燃料)を世界で初めて全炉心で燃やす「フルMOX」炉です。
政府は、「原発ゼロ」「新増設はしない」としたにもかかわらず、大間原発の建設工事再開を容認することは断じて許されるものではなく強く抗議し、9月28日までに撤回を求め緊急抗議打電行動にとりくみます。
なお、11月3日(土)13時から、函館市で「やめるべ、大間原発!11.3 北海道集会」を開催する予定です。