2012年07月09日
「地域との連帯を築くゆたかな高校づくり」=ゆたかな高校教育をめざす全道集会は7月20日
道教委はこれまで、2006年に策定した「新たな高校教育に関する指針」にもとづき、中卒者数や地元進学率を根拠に機械的間口削減や統廃合をすすめてきました。
道教委が6月7日に公表した「2013年度公立高等学校配置計画案」では、佐呂間・羅臼・町立霧多高校の12年度入試での欠員による1学級減を解消したものの、芦別高校情報ビジネスの学科転換(普通科)による「職業学科」の削減を行っています。さらに、今後の見通しとして、中卒者数が激減する2015年度に都市部を中心に11校で13学級を削減するとしています。
また、「13年度特別支援学校配置計画案」では、「特別支援学校高等部」の進学者希望増に対して、道央圏で3学級増、中札内高等養護学校の分校2学級増を行うとしています。しかし、地域の高校の間口削減や再編統合により、しょうがいのある子どもたちの地域の高校への進路を狭め、地元を離れて高等養護学校に行かざるを得ない状況は依然として解消されていません。
北教組は、このような道教委「高校・特別支援学校等配置計画案」の撤回・再考を求め、全道集会・署名・要請行動など「道民運動」を展開しています。
自治労道本部は、北海道平和運動フォーラムが主催し連合北海道が協力するする「ゆたかな高校教育をめざす全道集会」に参加し、北教組が行う署名の取り組みを積極的に協力します。
1.「ゆたかな高校教育をめざす全道集会」
◇日 時 2012年 7月20日(金)16:00~17:30
◇場 所 札幌市教育文化会館小ホール 札幌市中央区北1条西13丁目
◇主 催 民主教育をすすめる道民連合・連合北海道・北海道平和運動フォーラム・北海道私立学校教職員組合協議会・札幌市立高等学校教職員組合・北海道教職員組合
◇内 容 シンポジウム「地域との連帯を築くゆたかな高校づくり」
パネラー 岩田靖晴さん(新潟高教組)ほか
2.「ゆたかな高校教育を実現する要請署名」
◇取り組み期間 8月20日(月)まで
ゆたかな高校教育を実現する要請署名用紙をダウンロード