2011年11月07日
静かに忍び寄る戦争への道=陸上自衛隊「戦車の公道自走」に抗議!
千歳の陸上自衛隊第7師団が、11月10日から大分県日出生台での共同転地演習に参加するため、戦車を32kmの区間で90式戦車4両などを公道自走させる(苫小牧港からは民間フェリーを使用)との情報により、11月6日夜、東千歳駐屯地付近で抗議行動を行った。
静かな千歳の夜に、なんとも言えない戦車のごう音が響いた
今回の訓練は、「新防衛計画の大綱」(昨年閣議決定)に基づく、南西地域の防衛強化をめざした、過去最大規模の演習とされている。このような中での、戦闘車両の公道自走は、いたずらに近隣諸国に対する緊張感をあおり、平和と安定を脅かし、「有事(戦争)」を想起させ、住民の有事(戦争)に対する恐怖や警戒心を薄め、日常生活の中に知らぬ間に軍事を浸透させるものであり、断じて許すことはできない。
当日は、北海道平和運動フォーラムの呼びかけで、石狩・日胆フォーラム中心に、「戦車の公道自走訓練は許さない!」「民間フェリーの兵器輸送反対!」「憲法9条を守れ!」などとシュプレヒコールを行い、抗議の姿勢を明らかにした。
自治労は、道本部、全道庁労連本部、全道庁労連札幌総支部、札幌市労、全道庁労連胆振総支部、苫小牧病職、胆振・日高両地方本部の専従者などが参加した。
今後とも、自治労道本部は、北海道平和運動フォーラムなどとともに、憲法9条を守り、戦争に反対し平和を守る活動を強化していく。