2011年10月07日
どこで原発が爆発するか分からない=署名活動4日間で6739筆~最終日~
4日間にわたる歩行空間での1000万人署名活動最終日、本日は、929筆の署名が集まりました。ご協力ありがとうございます。
今回の署名活動は、自治労北海道本部が北海道平和フォーラムに対して企画を持ち込み実現した取り組みだったこともあり、すべての日程に参加しました。
自治労が対応した4、6日の前半、5、7日の後半でのトータル獲得署名数は3544筆となり、行動全体で6739筆を集約することができました。
今日は、山上委員長ほか4役も参加しました。
『なぜ、みんな無関心なのだろう。どこで原発が爆発するか分からないのに』
今日は、南相馬市から避難してきた方から署名をいただき、少しの間、お話しを聞かせていただきました。
その内容は「最初の義援金を30万円受け取った以降、TVや冷蔵庫など現物支給、先日は、米か麺かの選択があった」ことや「自分は病院で内部被曝の診断を受けた」こと、また、「東京の知人で息子がいて、孫に『もう、おばあちゃん家にいけないね』と話していて寂しかった」などの話を聞かせていただきました。
自治労が作成したDVDの津波のシーンを見て、涙を流し、「なぜ、みんな無関心なのだろう。どこで原発が爆発するか分からないのに、人は自分に降りかからないと理解できないのかと思ってしまう」と切実に訴えていました。
次の言葉が出ませんでした。すごく小さな自分がいることに改めて気づかされました。自分が大変なはず、しかし、僕らに「あきらめないで、頑張ってちょうだい」と励ましの言葉をくれたのです。
私たちは、みんなが無関心にならないように、「訴える声だけでも聞いてもらう」など継続した今回のような取り組みが重要なのだと改めて、感じました。
自治体で働く僕らはどうなのだろうか?「これでいいか」「いつもよりやった方だ」で終わっていないだろうか?我が身となったときに本当に住民を守れるのだろうか?どんなことも自分のこととして考える必要があるのではないか?」など、とても考えさせられた一日でした。
署名行動は、来年の1月末まで自治労北海道本部で受け付けています。
最後までやりきることが、避難者の思いに報いることになり、政治を動かすのだと思います。そういった思いで、最後までこの取り組みをやりきりましょう!(y)