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2011年07月07日

子どもたちを戦争にみちびく教科書の採択を許さない=教科書と歴史認識を考える

7月1日、自治労会館で教科書と歴史認識を考える全道集会が開かれ200人が参加した。

本集会は、で開かれ、冒頭、山田代表委員が、「改ざんした歴史は、国際認識にも立てなくなる」と述べ、「つくる会教科書が採択される地域がないように取り組みをすすめる」とあいさつした。

『戦後民主主義の破綻をもくろむ「つくる会」系教科書を斬る』と題して、琉球大学名誉教授の高嶋伸欣(のぶよし)さんが講演し、さまざまな出版社の記述を用いて、「つくる会」系の教科書が、いかに国民主権・民主主義の破綻をめざしたものかを説明した。
特に「主権在民教育が浸透したが、安倍政権時に国家主権教育への方向転換が行われた。そのため、教科書検定もずさんな実態があり、製本されても誤りが多い」「政治権力者は、政府の言うことを聞く人間を育てるための教育を追求してきた」と人間教育そのものに踏み込んだ政策が実践されてきたことを強調した。
また、原発問題にも触れ「原発問題と教科書問題は同じ課題。原発も『危険』から『不安』・『安全対策』に変更してきている」と話した。
さらに、教科書問題は、「独占禁止法や景品表示法、再販価格維持制度などの法律に違反して、宣伝行為が行われている」と問題点も指摘した。

続いて、北教組・信岡書記長から、「今年は、中学教科書の改定の年、展示会などが各地域で行われているので、意見反映をお願いしたい」と述べ、「沖縄でもつくる会の教科書採択が進められようとしている。沖縄戦の改ざんについても訴えていく必要がある」など情勢報告した。
 

最後に、自治労北海道本部山木自治体政治部長から「子どもたちを戦争にみちびく教科書の採択を許さず、保護者や教職員の意見が反映される公正・公平で民主的な教科書採択をめざそう」と集会アピールを採択し、終了した。


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