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2011年05月02日

「自分の地域に基地がなくて良かった」でいいのか?=憲法集会

5月2日、札幌市自治労会館で、「憲法を私たちの手に!憲法施行64周年北海道集会」が開かれた。
 
集会は、主催者を代表して平和運動フォーラム江本代表が「明日5月3日で憲法施行64年を迎える。昨年5月に日本国憲法の改正手続に関する法律が施行され、法的には国会で会見原案の議論や改憲案の作成が可能となった。世界各地で戦争が絶えない中、日本の平和憲法はアジアをはじめ世界に高く評価する声が広がっている。平和・人権・民主主義の憲法理念を改めて生かし実現する取り組みが必要」と述べ「憲法9条と平和について確認したい」とあいさつした。


【写真】あいさつする江本代表

また、来賓として上田札幌市長が、「戦争はもっとも人権を侵害する。憲法の理念を守ることが人を大事にすることにつながる」と話した。また、現在の福島原発事故にも触れ「30年数年来原発問題を考えてきたが、原発はいかに人間を大事にしない政策だと思う。人を大事にすることが想定外や神話であってはいけない」と訴えた。


【写真】毎年、憲法集会には上田市長が参加している

その後、「沖縄と憲法9条」と題し、C・ダグラス・ラミスさん(政治学者)が「オキナワ基地問題は冷戦時代なら地理的に説明がついたが今は要石(かなめいし)になっていない」と厳しく批判をし、「自分の住んでいる地域に米軍基地がないことで一種の優越感を得て、沖縄を差別しているのではないか?自分のマチに米軍基地がきたらどうなるかを改めて考えなければいけない」と指摘した。
そのうえで、「日本の基地問題を沖縄問題と呼ぶのはまちがい。自分のところになくて良かったねではなく、沖縄の基地を引き受けることを真剣に考えるべき」と強調し「米軍に返すのなら何年後に!と考えてみよう」と呼びかけた。


【写真】講演するCダクラス・ラミスさん

「非武装平和主義」「基本的人権の尊重」「国民主権」を三大原則とする日本憲法は、日本よるアジア・太平洋戦争における植民地支配と侵略戦争に対する反省から、恒久平和の強い願いを込めて制定されたもの、今日に至る植民地の国と戦火を交えることなく進めたのは「戦争の放棄」を定めたこの憲法によるものである。
集会アピールでは、平和を守り、憲法改悪反対・憲法の理念を生かす広範な運動を展開していくことを全体で確認した。
 


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