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2010年12月09日

世界の恒久平和を求めたたかい続けていく =12.8北海道集会

12月8日、札幌市・自治労会館で「武力で平和はつくれない!12・8北海道集会」が開かれ250人が参加した。


12.8北海道集会は、1941年12月8日の太平洋戦争開始日を振り返り、二度とこのような悲惨な歴史を繰り返さないことをスローガンに掲げ、1944年から毎年開かれている。
今年は、沖縄知事選の結果を踏まえ、「辺野古新基地建設」の日米合意の撤回を求める動向や、PKO参加五原則の見直し、非核三原則・武器輸出三原則の緩和、集団自衛権行使の解釈見直しなど、「平和国家」の理念を覆す「新安防懇」報告書にもとづく「防衛計画の大綱」が年内にも策定される予定など、課題が山積している。

主催者あいさつで、林炳澤さん(戦後60年・北海道行動実行委員会共同代表)は、「北朝鮮の韓国への攻撃で死傷者を出した事件を発端に、日米韓の軍事演習の動きなどが強化されてきている。今集会は東アジアの関係をしっかり考える、時宜にかなった機会である。日米安保改定から50年、この集会を機に、日本の平和、東アジアの平和を考えてほしい」と訴えた。


【画像】半田滋さん(東京新聞編集委員)

集会では、半田滋さん(東京新聞編集委員)が「迷走する普天間問題、指針なき日本の安全保障政策」と題し講演した。
講演では、「普天間問題も大事だが、年内にも策定される新たな防衛大綱の指針が出されることも重要である。その中で、武器輸出3原則やPKO5原則の緩和など、慎重に見極めていかなければならない」と強調し、普天間がたどってきた問題点や在日米軍の存在のあり方にふれ、「軍事力に軍事力で対抗しても限界がある。皆さんたちの活動や選挙で平和を勝ち取ってほしい」と述べた。


閉会のあいさつで、山田北海道平和運動フォーラム代表は、「我が国の憲法の精神理念である、世界の恒久平和を求めたたかい続けていこう」と呼びかけた。


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