2010年12月06日
対話やコミュニケーションから始めよう!=非正規労働者の処遇改善
12月3日、札幌市・KKR札幌ホテルで、第4回連合北海道非正規労働対策委員会総会が開かれ、約60人が参加した。
はじめに、佐々木委員長(連合北海道副会長・JP労組北海道委員長)から「年収200万円以下の労働者が1000万人を超えており、生活を考えると非常に厳しい状況にある。労働現場が不安定であれば社会も不安定になる。格差のない社会の実現をめざそう」とあいさつした。
続いて、連合北海道・斉藤事務局長から新年度の具体的取り組みと年間スケジュールについて提起があり、社会的キャンペーンを含めた運動の社会性の追求に向けた行動などについて全体で確認した。
当面の取り組みとしては、労働者派遣法改正法案早期成立行動として道内選出の民主党国会議員全員に要請行動を実施(11月中旬)したり、12月6~7日には、求職者・失業者・離職者110番(電話相談)の実施や、「イッポ前ナビ」「ワークルールチェッカー」の器材を全道50カ所のハローワークや店舗などに設置し広く道民に周知する。
講演「非正規労働者の待遇改善に向けた2011春季生活闘争と政策改善課題について」と題し、山根木晴久さん(連合本部非正規労働センター総合局長)が、非正規労働センターの活動内容や法改正の状況について講演した。
山根さんは、「隣で働いている非正規労者との対話やコミュニケーションなど『職場から始めよう運動』を通じた組合員化と、労使交渉が非正規労者の処遇改善につながる」と話した。
最後に、佐々木委員長から「今日提起したことを1つ1つ確実にやっていき、連合がやっていることを周知していきたい」とまとめ、閉会した。