2010年08月06日
平和は待っていても実現しない=第23回反核平和の火リレー
7月20日幌延からスタートした第23回反核平和の火リレーは全道179自治体をつなぎ、本日8月6日最終日をむかえた。
午前10時30分、札幌市・大通り4丁目で集約集会を開いた。
反核平和の火リレーが北海道で始まったのは、1988年泊発電所へ核燃料が運ばれ、試運転した年に、このリレーは始まった。また、幌延町では「貯蔵工学センター計画」が強行されボーリング調査の不当な調査結果がでた年でもあった。
こうした核の持ち込みを許さず、平和な世界を地域の人と手をつなぎ広めようと、当時の青年女性が取り組み、今年で23回目になる。
山田平和運動フォーラム代表は、「日本は戦争は2度としないと非核国を明確に打ち出すべき。時計を戻し、本当の意味でアジアの平和を考え、我が国の憲法理念をもって、一人ひとりが行動すべきだ」とあいさつした。
日本は唯一の被爆国。65年前の今日、広島に原爆が落とされ日だ。
全世界の核兵器廃絶をめざして、地域の住民と一体となった取り組みが重要だ。
こらからも私たちは、ヒロシマ・ナガサキの惨劇を語り継ぎ、平和憲法堅持の立場で、各自治体の「非核平和宣言」を求め、しっかりとこの運動をすすめていく。
北海道実行委員会の宇高事務局長は、「平和は待っていても実現しない。行動を起こして行こう」とあいさつした。
【画像】来年へとつなげるため、ランプに収められた反核平和の火リレーの灯
札幌地区のリレー初の参加者は、「多くの仲間と一緒に走り、みんなにアピールすることが大事だと思った」という感想を話した。

