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2010年08月03日

最低賃金800円は譲れない要求!安心して生活できる賃金水準に!

8月2日18時、連合北海道は「北海道最低賃金の大幅引き上げを求める全道総決起集会」を札幌市内で開いた。
集会後、最低賃金引き上げ、官公庁の公契約においても最低賃金の引き上げを考慮して、民間に発注すべきことなどを訴え、大通り12丁目から3丁目までデモ行進し市民にアピールした。

政府の雇用戦略対話ワーキンググループでは、2020年までを目標として、できるだけ早期に全国平均800円を確保し、景気状況に配慮しつつ全国平均1000円をめざしている。
とりわけ北海道では、800円との乖離が大きいことから、この目標を踏まえた大幅な引き上げを求めることが重要になっている。

主催者を代表して髙柳会長は、参議院選挙について「残念な結果となったが,しっかり総括する」と述べた上で、「5区補選と統一自治体選挙をしっかりたたかっていく。5区については、今週中に候補者が決まる。労組の本分をもってたたかう」として、しかるべき時期に具体的提起をすると話した。

最低賃金については「2005年に時給641円だったのが2009年に678円となり37円アップしたが、それでは自立した生活はできない」と指摘した。「連合北海道での試算では、現状の生活保護費と乖離していることから870円以上を求めてきた」と強調した。
さらに、「労使の審議が、通常より1週間ほど遅れていることから、本集会を開催し世論形成をし、大幅引き上げをめざして早期の実施で10月発効をめざし頑張りたい」と決意を述べた。

渡辺組織労働局長は情勢報告で、「北海道は失業者が多く、最低賃金が低く、非正規労働者が38%におよぶ。最低賃金が生活に反映する取り組みが必要だ」と強調した。また中央最低賃金審議会が5回の審議をするのは異例なことだと指摘した。また北海道段階でも実質議論がされていないことにふれ、「最低賃金122円アップ、800円は譲れない要求!情勢は厳しいが、10月1日発効には8月5日までの決着が必要。昼夜を問わず積極的に審議会に参加し、セーフティネットの役割を求めていく」と決意を述べた。



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