2010年06月03日
希望や信頼に変えていくため、新政権とともに奮闘=道本部中央委員会
道本部は、本日6月3日、13時から、自治労会館で全道から約400人の中央委員、傍聴者らが参加し第112回中央委員会を開いた。
山上委員長は、中央委員会の開催にあたり、道本部執行委員会を代表して、当面する諸課題を中心について述べ、あいさつした。
冒頭に、道本部が昨年9月末に開催した定期大会以降、全国現業統一闘争をはじめ、秋期年末闘争、当初予算闘争、春闘など、連続するたたかいを取り組み、大変厳しい諸情勢の中で職場・地域で運動を担っていただいた各地本・単組・総支部・評議会の役員や組合員・家族・退職者の皆さんに感謝を述べた。
また、昨年の衆議院選挙第5選挙区における政治資金規正法違反容疑で逮捕・起訴された木村財政局長の件について、多くの関係者の皆さんにご心配・ご迷惑をおかけする結果となったことについてのお詫びを述べ、「今後、北海道本部として、今回の事件を対岸の火事とすることなく、法令遵守に引き続き努める」と強調した。
その後、当面する諸課題については、臨時・非常勤職員の処遇改善、労働基本権問題、消防職員に団結権が付与の問題に加えて「消防職員の組織化方針」を5月末に浜松市で開催された第140回中央委員会で提案したことについてもふれた。
その上で、北海道本部としても、「中央本部の方針に基づきながら、単組・地本・道本部が一体となって道消防協としっかり連携し、団結権の獲得と消防職員の組織化に向けての取り組みを全力を上げて進めていく」と決意を述べた。
政治情勢及び当面する参議院議員選挙闘争については、「永く待ち望んだ政権交代で、大きな希望をもって迎えたが、昨日、民主党両院議員総会で鳩山総理が混乱の責任をとる形で辞任を表明するに至った」と述べ、「我々は国民の連立政権への失望や幻滅をしっかりと受けとめ、もう一度、希望や信頼に変えていくために、新政権とともに奮闘し合わなければならない」と訴えた。
また、「あたかも混乱ばかりが続いているかのように言われているが、冷静に事実を追えば、政権交代抜きにはありえなかった政策転換や着実な改革が着手されている」と強調。さらに、「私たち自身も新政権に対して主張すべきは主張しつつも、その歴史的とも言える新政権の役割・使命についてしっかり理解し受けとめて支えていく決意を確認しよう」と呼びかけた。
最後に、自治労・連合が目標としてきた『労働を中心とした福祉型社会』をともに進めていける民主党を中心とする新政権を支えていくために、組織内の比例代表『えさきたかし』と北海道選挙区『藤川まさし』の選挙戦は、ともに負けられないたたかい。残された期間はあとわずかと述べ、支援の輪を二重三重にひろげ、『えさき・藤川』の勝利に向けて支援と協力を訴えた。
中央委員会は、明日4日まで。



