2009年11月29日
平和と軍縮の実現訴え=日米共同演習に反対する全道集会
連合北海道は、陸上自衛隊と在日米軍との「日米共同方面隊指揮所演習が12月1日から2週間、東千歳駐屯地で行われようとしていることに反対して、日米共同演習に反対する全道集会を11月29日、千歳市・グリーンベルト「お祭り広場」で開いた。
この指揮所演習は、道内での実施は5年ぶり13回目。日本が侵攻を受けた有事を想定してコンピューターで行う図上演習で、各方面隊が持ち回りで毎年実施している。
今回は北部方面隊約4500人、沖縄などの在日米陸軍約1200人が参加することとなっている。
主催者を代表して連合北海道・高柳会長は「1997年の『日米新ガイドライン』成立以降、小樽、函館、室蘭、苫小牧、石狩新港へのたび重なる入港、矢臼別での米軍実弾移転演習、F15戦闘機の自衛隊千歳への移転訓練など、平和を求める私たちの願いを踏みにじる状況が拡大している」と指摘し、「連合の政治方針である日米地位協定の見直しや在日米軍基地の整理、縮小、撤退を求めたたかいを強めていき、現政権の背中を後押しするようなたたかいにしたい」とあいさつした。
この集会は、連合石狩地協、千歳地区連合、北海道平和運動フォーラムが共催し行われた。また、民主党北海道を代表して工藤仁美衆議院議員がかけつけ連体のあいさつを行った。
集会のあと参加者は千歳市内をデモ行進し、平和と軍縮の実現、日米地位協定の改正を訴えた。



