2009年11月27日
「日米共同方面隊指揮所演習」に反対する全道集会=11月29日
11月29日(日)10時、千歳市内で「日米共同方面隊指揮所演習」に反対する全道集会が開かれます。
「日米共同方面隊指揮所演習」に反対する全道集会
◇日 時 2009年11月29日(日)10:00~
◇場 所 千歳市 グリーンベルト「おまつり広場」 (千歳市幸町4丁目)
陸上自衛隊北部方面総監部は、11月10日、2009年度の「日米共同方面隊指揮所演習」を12月1日から14日まで東千歳駐屯地(千歳)で行うとの発表を行いました。
この指揮所演習は、道内での実施は5年ぶり13回目となり、日本が侵攻を受けた有事を想定してコンピューターで行う図上演習で、各方面隊が持ち回りで毎年実施しています。
今回は北部方面隊約4500人、沖縄などの在日米陸軍約1200人が参加することとなっています。
さらに、今年の3月2日から11日にかけては、指揮所演習とは異なるものの、米陸軍と陸上自衛隊による共同演習が自衛隊大演習場において実施されるなど、その頻度が増してきています。
東西冷戦が終決した今日、日本海を囲む北東アジア諸国が経済圏としても共存共栄に向かう状況にある中で、連合北海道・自治労道本部は、北海道の基地・演習場や日米共同演習などについても、道内の平和と軍縮を進める観点から、段階的に整理・縮小・中止すべきであると主張してきました。
しかし、一向に平和と軍縮が進まないどころか、1997年の「日米新ガイドライン」成立以降、矢臼別での米軍実弾移転演習、小樽・函館・室蘭・苫小牧・石狩湾新港への米軍艦船の度重なる入港、さらに世界的な米軍再編問題によるF15戦闘機の自衛隊千歳基地への訓練移転など、徐々に拡大・強化に向かっています。
わが国では、8月の総選挙において戦後長期にわたり続いた自民党政権に代わり、民主党政権が誕生しました。民主党は普天間基地の移設問題を含め日米関係の再構築をめざしているところです。
このような状況の中での今回の「日米共同方面隊指揮所演習」の実施については、とうてい容認できるものではありません。多くの道民、そして国民に理解されるものとは思いません。これらのことから、自治労道本部は今回の演習を中止されるよう関係機関に要請しています。
29日の集会に参加しましょう!

