2009年11月09日
社会保障の充実にむけて=参議院議員・峰崎直樹タウンミーテイング
11月7日、札幌市・ポールスター札幌で財務副大臣参議院・峰崎直樹経済タウンミーティングを開いた。
主催者あいさつでは、峰崎直樹連合後援会会長の小納谷さんが、「峰崎さんがもっとも愛する北海道の政権のあり方を報告し、皆さまの多くの声をいただいて自らの内閣の任務を果たすべく、この会を開催することにした」と述べた。
来賓として、小川参議院議員・山崎衆議院議員・工藤衆議院議員が代表のあいさつをした。
冒頭、峰崎参議院議員は、「タウンミーティングを開こうと思ったのは、地域の皆さまの意見をしっかり聴くことが必要であるから」と述べ、政治資金パーティーのあり方などにふれ、「税制改正の姿を示していくため金銭のつながりを裁ち切ることが大事なこと、今後は昼食をとりながら、このような形式の講演会を開いていきたい」と話した。また「税制改革に力を注ぎたい意向があり、今回の任務を引き受けることにした。今まで1時間単位で仕事をしていたが、今は15分単位で各省庁との『宿題がえし』と言われている作業に追われている」とあいさつした。
講演では、税制改革について、税制調査会を内閣に取り込むにあたり、「税制に精通するには、歴史も含め積み上げが必要とされ時間もかかる。これから力をつけた人材を増やしていかなければ」と強調。「国税収入が半分近くに落ち込んでいる、過去には『悪税』と呼ばれた消費税であるが、消費税がない世の中を考えてみてください、今、酒やタバコの増税で税の徴収が話されているが、日本のタバコは300円だがヨーロッパなどでは、600円~800円が普通である」とし、「所得税は1940年代、第2次世界大戦の戦費のためにできた。税の大きな改革が行われることは戦争とのつながりがある」と歴史の経過を述べた。
また、「世界でもっとも子ども手当が貧弱なのは日本である、日本の社会保障が貧弱になってきたのは、かつて家族(特に女性)が担ってきたが、女性の社会進出などで崩れ、さらに企業が支えてきた終身雇用や企業援助が崩れてきた」と指摘した。また「税の調達力が落ちているが過去の過ちをしてはいけない、財政再建のための増税をしてはいけない」とし、「社会保障の充実、国民が安心安全を感じられる社会づくりの作業が必要、その作業のため全身全霊を傾けたい」と決意を述べた。
講演会終了後、参加者との意見交換が行われた。
最後に、峰崎直樹連合後援会会長代行の森さんは、「政権交代を期待しながら運動をしてきたが、40数年いつも国政に裏切られてきた。改めて自分たちの意見を反映できる政権を、身近かに感じた。課題が多くバラ色の人生ではないが、皆さまのご支援と激励をお願いしたい」と閉会のあいさつをした。