2009年02月08日
国家のための教育許さない
2月7日札幌市内で、連合北海道など6団体が主催する、平和憲法を守り教育を創る全道集会が開かれ約400人が参加した。
この集会は、改悪「学習指導要領」に対峙し、憲法・「47教育基本法」・「子どもの権利条約」の理念を教育に生かすために行われた。
主催者の民主教育をすすめる道民連合会長の結城洋一郎さんは「田母神前自衛隊幕僚長発言などにみられるように、侵略国家を美化し集団的自衛権の行使を要求する論文の公表や、偏狭な歴史観を披瀝し、言論の自由を主張するなど政府の文民統制の欠如が明らかになった」と述べ「私たちは、戦争前夜の様相を呈する危機的な状況にあって、悲惨な侵略戦争を二度と繰り返さないため、平和憲法の改悪を許さず、「国家のための教育」を実態化する、改悪教育基本法を撤廃する取り組みをすすめていかなければならない」と話した。そのための「子ども・保護者・地域住民・民主的な諸団体との連携を一層深めて平和運動を堅持する運動を構築するとともに『47教育基本法』や『子どもの権利条約』の理念を生かした教育の重要性」などを訴えた。
↑クリックすると大きく表示されます
【画像】イラクの悲惨さを音楽で訴える大嶋愛さん
その後、NPO活動としてイラクの子ども達への支援を行っているJIM-NET・大嶋愛さんの、歌とピアノ演奏による「空にことりを池に花を」のミニライブで、参加者に白血病やガンに苦しむ子ども達への支援を呼びかけた。(大嶋さんは札幌市出身。JIM-NETの詳細は最後に記載しています)
講演では、ジャーナリスト斉藤貴男さんが「今なぜ『愛国心』!?~国家のための教育を許さない」をテーマに、政府が推し進めようとする憲法「改正」論は未だ水面下で動いていることを、非正規労働者の実態と情勢から説明した。
また、斉藤さんは、憲法の理念を空洞化させる教育を進めることによって、国家に従順な人づくり、戦争のできる国をめざしていることを述べ、さらに、格差社会が戦争に大きく係わっていることを強調した。
集会の最後に、憲法改悪を許さず、民主教育を確立するための集会アピールを、満場の拍手で確認し閉会した。
↓JIM-NET(日本イラク医療支援ネットワーク)のホームページ
www.jim-net.net
以下、ホームページより引用
限りなき義理の愛大作戦 2009
「限りなき義理の愛大作戦」は、一口500円の寄付をしてくださった方に、チョコパッケージのお返しをするという、今回が4度目になる、イラクの子どもたちの絵とチョコレートを介した募金キャンペーンです。JIM-NETでは、このキャンペーンを通してイラクの子どもたちへの医薬品購入のためのご寄付を皆さまにお願いしております。(チョコは六花亭の協力を得たもの)
【画像】チョコパッケージには六花亭のアーモンドチョコが4個入っている
クリックすると大きく表示されます