2008年08月31日
「クリーンエネルギー」なんて嘘だ!
北電は泊原発3号機で、2010年稼動に向けて「プルサーマル計画」を推進している。
ウラン燃料用に設計されている3号機は、「プルサーマル計画」に耐えられるものではなく、世界的に前例のない危険なものだ。ひとたび事故が起きれば、現在の原発の4倍の広範囲に被害が及ぶと指摘されている。さらに、その使用済み核燃料の処分方法も全く確立されていない。
北電は、道民に「エネルギー資源の有効利用」「クリーンなエネルギー」などと宣伝し、必要不可欠なものだと印象付けようとしている。
8月31日、資源エネルギー庁は13時に、泊村で「プルサーマルシンポジューム」を開催し「安全で必要なプルサーマル計画」という妄想を住民にふりまこうとしている。
脱原発・クリーンエネルギー市民の会、北海道平和運動フォーラム、後志平和運動フォーラムは、北電、道、国が一体となって「プルサーマル計画」を進めようとしていることに「NO」を突きつける行動として、午前10時に岩内町で、泊3号機におけるプルサーマル計画反対8.31全道集会を開いた。
この集会には、43団体700人が結集した。
市民の会・船橋会長は、「私たちは、安心したいから声を出している。国や道は、自らの役割である私たちの安全、安心を忘れている。たくさんの人が不安に感じているのになぜ止められないのか」と批判し「あきらめてはいけない、気づく人を1人でも増やし『プルサーマルはいらない!プルサーマル反対!』を叫び続けよう」と訴えた。
山田道フォーラム代表は、「プルサーマル計画を進める国の政策を転換させなければならない。もう原子力はいらないの声を広げ、危険なものは危険の声をあげよう」と述べ、「クリーンエネルギーなんて嘘だよとみんなに伝えよう」と参加者に訴えた。
集会のあと参加者は、岩内町内3キロを「プルサーマル計画」の中止を訴えデモ行進した。