2008年08月22日
米海軍フリゲート艦「フォード」苫小牧寄港反対!
米太平洋艦隊第9駆逐隊所属のミサイル(Mk-13 単装ミサイル発射装置など装備)フリゲート艦「フォード」(4,100㌧・乗組員174人)が、2008年8月30日から9月2日までの間、苫小牧港への寄港を要請していることが明らかになりました。
港湾管理者である苫小牧市は、苫小牧市非核平和条例に基づき、核兵器搭載の有無について、外務省及び在札幌米国総領事館に対し照会を行っていましたが、核の持ち込みについての事前協議が行われていないことが確認されたことから、8月21日に受け入れの判断のやむなきに至りました。
これは、新ガイドラインに基づく寄港であり、平和と軍縮の拡大に逆行するものです。
米海軍フリゲート艦「フォード」の苫小牧港寄港に対して、苫小牧市長、北海道知事、在札幌米国総領事に対し、非核3原則に照らして疑念を払拭できない上に、商業港の経済活動に支障をきたしかねない軍艦の寄港は認められない、などの理由により、寄港に反対する(米総領事については、寄港を見合わせる)ことを明らかにするため、要請・抗議文書の取り組みを行います。
今回の「米海軍軍艦」の苫小牧港寄港については、「非核平和都市条例」を制定している苫小牧市が、2001年に「ブルーリッジ」(米海軍第7艦隊旗艦)の要請(水深確保のために東港接岸を西港接岸へ変更希望)を、正式に拒否して以来の寄港となります。今回の寄港が強行されるなら、自治体に対して有無を言わせず戦争協力を強いるものであり、商業港の軍港化とみなされ、苫小牧港のイメージを損ね、北海道全体の平和と軍縮の拡大に逆行することは明らかなことから強く反対します。
入港当日は、下記のとおり苫小牧市内において「寄港反対全道集会」を開催します。
【米海軍フリゲート艦「フォード」苫小牧寄港反対全道集会】
◇主 催 連合北海道・胆振地協・苫小牧地区連合
◇日 時 8月30日(土) 午前7時30分から (デモ行進あり)
◇場 所 苫小牧市 苫小牧港公園 苫小牧市港町1丁目