2008年06月27日
道平和運動フォーラム総会=山田副委員長が代表に
6月27日、札幌市内で第9回北海道平和運動フォーラム総会が開かれた。
総会では、方針に対する発言が8人から出された。
道本部は、小檜山政治部長が「プルサーマル計画」反対の取り組みについて発言した。
①有識者検討会議に慎重・反対の考えの人の選出、②プルサーマル計画の根幹である国策である核燃料サイクル政策の検討、③住民の意向を直接得るために住民投票の検討など道に申し入れをおこなったこと。7月8日に、後志管内でプルサーマルの学習会を開催することなどについて報告した。
さらに、道や国へのはたらきかけの強化や、福島県の「日本の原子力政策大綱」に対する意見書が知事名で出され、再検討すべきことが書かれていることをあげ、これを教訓化していくべきだと述べた。
道平和運動フォーラムは、さまざまな市民団体との共闘、連携を深め運動を行ってきたが、新たな組織拡大方針として、市民団体の加盟、助言者会議の組織化、個人会員制度を確立するための3号議案を承認し、さらに、幅広く市民とともに活動していくことを決めた。
総会では、住友代表(北教組)、杉山代表(生活クラブ)、川口事務局長(自治労)が退任し、代表に自治労道本部・山田副委員長、箱山富美子(助言者会議・藤女子大教授)さん、事務局長に瀧本(北教組)さん、幹事の1人に自治労道本部・杉谷副委員長が選出された。
山田新代表はあいさつで、「平和を守ること、平和憲法を守ること伝え、守るだけではなく訴えていこう。そうでなければ草の根、地域が壊される。自立心を持って人権侵害、諸悪の根源とたたかっていこう」と話した。
総会の閉会にあたって、江本代表(山田代表の左)は「山田代表を中心に頑張っていきたい。20世紀は戦争の世紀、21世紀は人権の世紀にしていかなければならない。戦争こそが人権の最たるもの。戦争も核もない世界は人権を守ることだ」と述べ「このフォーラムの運動がなければ日本はどうなっていくのかわからない。反対するものがいてこそ権力の暴走を止めることができる、私たちの運動はやめるわけにいかない。」とあいさつした。