2008年06月26日
海に投げ落とされた労働者=メグミルクに抗議!
6月26日午前9時30分から、自治労全国一般評議会・福岡大和倉労分会の労使紛争の早期解決を求める抗議集会が行われた。
集会には、自治労道本部、全道庁本部からも行動に参加した。
自治労全国一般評議会の福岡大和倉庫分会は、雪印乳業の関連会社であるメグミルク(元は雪印乳業の牛乳部門)との労使紛争の解決を訴え、札幌で行われた雪印乳業の株主総会に出席し、総会前に会場前で参加者などに早期解決を訴えるチラシを配り街頭宣伝した。
全国一般福岡地方本部福岡大和倉庫分会の会社解散・全員解雇反対闘争は本年7月で3年が経過した。
この間の経過は、解雇を実行した福岡大和倉庫㈱とメグミルク(日本ミルクコミュニテイ㈱の略称)に対して、両者が通謀して団交拒否と組合排除を行なったとし、福岡県労働委員会に不当労働行為救済を求め2007年1月に県労働委員会からメグミルクに対しても団体交渉拒否と支配介入の事実が認定され、救済命令があった。
しかし、2007年12月には労働委員会の命令を取り消す不当判決が福岡地裁から出され、現在、高裁に控訴し係争中です。そのため福岡大和闘争は自治労福岡県本部を中心に支援共闘会議を結成し、メグミルクへの抗議行動や背景資本である雪印乳業にもメグミルクへの指導を求めて闘い続けている。
メグミルクの30%株主であり役員も遣している雪印乳業に対して、昨年6月に札幌で開いた株主総会ででも集会を行なっている。
【画像】全国一般福岡地本・泉野委員長「一人ひとりの生活がある、労働者の生活を守るのが組合だ。大和倉庫の職員は、海に投げ落とされた労働者だ、メグミルクのブランドを守るため労働者を犠牲にしたようなもの。闘いが勝利するまで頑張る」と訴えた。
【画像】自治労道本部・杉谷副委員長=「企業の社会的責任を放棄し、人権蹂躙だ!許すことはできない」と訴えた。