2007年11月09日
【道給与削減】「新たな提案」?!=副知事交渉
昨日午後、5日に全道庁(出村良平委員長)に提案のあった道の給与削減について、嵐田副知事と交渉した。
このなかで、全道庁が「知事は今回の提案は約束違反ではない」としていることについて問い質す場面があった。これに対し副知事は「この度の給与削減は、改めて新たなものとして提案させていただいた」と回答。この発言に交渉参加者から怒りと驚きの声があがった。
無理もないことである。知事は、2年前次のように述べていた。
「この度の給与の縮減措置は、平成19年度までの2年間に限定して緊急的に実施するものであり、平成20年度以降はこのような給与の縮減措置を実施しない行財政運営を行うこととしてまいりたい」(平成18年1月25日知事記者会見)
全道庁はこのような高橋知事の姿勢を評価して、全国でも類を見ない10%もの給与カットを受け入れたのである。ところが、その給与削減がまだ終了もしていないのに「新たな提案」とはどういうことなのか。
厚顔無恥としかいいようがない。こんな屁理屈を認めては教育上も好ましいこととはいえない。「新たな提案」というのは、いった給与を元に戻し、少なくとも時間的な空白と労使の話し合いが前提だろう。
全道庁はこの「約束違反」について、次回の交渉でも知事の責任を追及し、提案の撤回を求めていく構えである。