2007年08月06日
戦争も核もない社会へ=「平和の火」全道を走りつなぐ
今年で20回目となる「反核平和の火リレー」が、7月30日に幌延町など道内3カ所からスタート。8月15日、札幌のゴールを目指し、「平和の火」を約9000人のランナーで走りつなぐ。
〔画像〕道内3コースを走りつなぎ、8月15日に札幌へ
道内3コースのリレーでは、各地で集会や自治体への要請を行い、「戦争も核もない平和な社会」への行動を呼びかける。
閣僚による「原爆しょうがない」発言や、核武装容認発言、また、新潟の東京電力柏崎刈羽原発が、「想定を超えた」地震の揺れにより、放射性物質が漏れるなど、私たちの次の世代にも影響する問題が、次々に起きている。
被爆国である日本が、世界で果たす役割は、アメリカと一体で武力により紛争を解決するのではではなく、平和を維持し、平和のために貢献していくことではないだろうか。
「平和の火リレー」は、1982年にヒロシマの青年たちが始めた行動で、広島市の平和記念公園に燃えつづける「平和の灯」をトーチに掲げ、「非核自治体宣言推進」などを訴えながら走りつなぐ取り組みで、その後、全国に広がったもの。
北海道では1988年から取り組まれ、昨年の第19回には、約9千人が参加している。
〔画像〕延べ9000人のランナーがトーチの火をつなぎ札幌をめざす