2007年07月17日
比例も「名前書かなきゃ!」 参院選 【非拘束名簿方式】
【なぜ、個人名で投票??】
参院選には、都道府県を単位とする選挙区選挙と、全国単位の比例代表選挙がある。
比例代表選挙は、2001年から「非拘束名簿」方式が導入された。この制度では、政党ごとの名簿順位を、それぞれの候補者の得票数で決めることになるため、私たちが求める候補者を国会へ送り出すためには、個人名での投票が必要になる。
〔画像〕個人名の得票が名簿順位を決める!
【議席は有名人の得票で??】
非拘束名簿方式では、政党の議席数を多く獲得するため、とにかく知名度のある芸能人などを擁立し、その候補が大量に得票することによって、本来当選できる得票を得た他党の候補が落選するなどの問題点が指摘されている。
【求められる私たちの意識】
このように現行の選挙制度では、候補の知名度によって大量に得票しようとする傾向にあるなど、本来、政党の理念や政策で争うべき比例代表選挙とは、かけ離れたものになっている。
私たち一人ひとりが、しっかりと政治を考え行動していくことによって、政治を本来の姿にしていくことが求められる。
〔画像〕私たちの政治への意識も大切