2006年06月12日
「地域に愛される病院をめざして」 道本部 町村立病院学習会
道本部は6月10日から2日間、自治労会館で「町村立病院学習会」を開き、40人が参加した。
本部衛生医療評議会の木村事務局長は、町村立病院を取りまく情勢で、「今回の医療制度改革では、全国で経営形態の見直しや、現業部門の民間委託などを迫られる状況になっている。」と話し「安上がりの人件費、地域や所得による医療格差を許してはいけない。」と訴えた。
〔画像〕現場の厳しい労働環境などを報告
また、道本部からは、「医療職場のアンケート調査」をもとに医療職場の厳しい労働環境を報告した。
このアンケート調査により、全国の実態を把握し07年の厚労省予算政策に反映させる。
2日目の職場報告では、常呂の民間移管問題や、中標津の職場環境の実態と組合活動のあり方、などが報告され、意見交換を行った。
その中では、職場における労働環境悪化で、「どのように組合が改善に向け努力できるか、地域住民に愛される病院づくりをしていくかが今後の課題。」などの意見があった。