2005年07月01日
「不登校から考える子育て・教育」 全道庁・野村さんが著書
『わが子が不登校で教えてくれたこと』 ~ 発行 : 新風舎
全道庁後志総支部の野村俊幸さんは、子どもたちの不登校の体験を振り返り、たくさんの当事者との交流から学んだことを1冊の本にまとめた。
〔画像〕著書を手に話す野村さん

道本部を訪れた野村さんは、当時を振り返り「娘たちの不登校と向き合うことに、長い時間と大きなエネルギーを注ぎ、そこからたくさんのことを学んだ」と話した。
不登校に悩む家庭をはじめ、教育関係者や不登校の相談支援に関わる方々の参考になればと考え、ふたりの娘さんが、それぞれ社会に出られたことを期に、家族が経験し、乗り越えてきた不登校を、本にまとめたのだという。
著書のあとがきは、
「あらためて思うのは、娘たちの不登校がなければ今の自分はなかったということだ。問われているのは親自身の価値観や生き方であり、大人社会のあり方ではないだろうかと、真剣に考えるようになった」
と、むすんでいる。
本を手に取り、ページを開くごとに
教育を受けることは、子どもの権利であり、義務ではないこと。
いろいろな教育の受け方があっていいのではないか。
ということを学び
家庭、教育、そして社会の抱える問題が見えてくる気がした。


