2005年02月18日
「今なお続く虐待・隠ぺい」 2月23日に、ルミエール問題で集会
札幌地域労組では、2月23日(水)に札幌の老人ホーム・ルミエールの内部告発問題に関し、集会を開催する。
昨年8月、札幌地域労組は介護現場からの情報に基づき、特別養護老人ホーム・ルミエール (札幌市白石区・83床)の高齢者虐待を、札幌市に内部告発。市は調査結果をもとに、ルミエールを運営する社会福祉法人公和会に行政処分(改善命令)を出した。
これにより虐待問題が解決に向かうと期待したが、ルミエール側は「虐待はない」と居直り続け、内部告発した組合関係者や、取材した新聞記者を訴えるなどの報復を続けている。
集会では、今も続く虐待の事実や、虐待を隠ぺいする施設長らの体質、雇用責任を派遣会社に丸投げしようとする実態、内部告発者への弾圧など、ルミエールの実態報告を交え、参加者の皆さんと虐待問題を討議する。
ルミエールにおける虐待の問題は、利潤追求型の福祉施設運営の問題であるとともに、国の福祉施策が抱える問題でもある。
裁判におけるルミエールユニオンの組合員の言葉を紹介する。
「職場では、人員不足の中で業務の苛立ち、最低賃金での待遇による不満が、弱いものへ向けられ、高齢者が不適切・不当な扱いを身体的だけではなく、精神的にも受けてきました。
その痛みは、私たちが内部告発以降、施設長から受けた不利益や嫌がらせによる痛みより、ずっと痛かったはずです。」
ぜひ、たくさんの組合員の皆さん、また関心を持つ市民の皆さんの参加をお待ちしています。
と き 2月23日(水)18時30分~20時30分
ところ 自治労会館3F 中ホール (札幌市北区北6条西7丁目)
会 費 500円(会場・資料代として)
内 容
1.内部告発以降の状況 ――― 内部告発者
2.虐待放置は許されるか――― 弁護士・川村俊紀
3.内部告発してわかった事、そして今後の課題
お問い合わせは
〒060-0806
札幌市北区北6条西7丁目自治労会館3F
札幌地域労組
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