道本部女性部は5月16〜17日、帯広市・労働者会館で「道東三地本女性セミナー」を開き、十勝、網走、釧根地本から30単組、68人が参加しました。

講座Ⅰは「パパから見た子育て」〜夫婦・地域で子供を育てるということ〜と題し、芽室町で子育てを通じ男性の地域参加に取り組んでいるパパ・スイッチ事業初代代表・五十嵐豊さんより講演を受けました。当初、育休取得して子育てしていた時に猛烈に社会からの疎外感を感じたという五十嵐さん。それから地域の子育てサークルに通うようになり、自分でも子育ての集まりを作ったとのこと。子育ては大切な社会貢献。そして子育ては夫婦で行うものであり、パパも当事者意識を持つこと。また、子供との関係より夫婦関係の方が大切、相手に対して無関心でいることが何よりもダメなことと話されました。講演終了後は、参加者から自分の育児経験や夫との関係をふまえた質問などがされ、結婚するにあたりイクメンを見極めるコツは?という質問には「あなたを大切にしてくれる人かどうかということ」と答えられていました。

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続いて講座Ⅱでは、「『男女がともに担う自治労北海道』をつくっていくために」と題し、道本部上島女性部長より労働組合の役割と男女がともに労働運動を担うことの重要性について話されました。その後「あなたに執行委員長を担ってほしい!返事はYesかハイしかありません。さぁどうしますか?」というテーマのもと、なぜ担えないのか、どうすれば担えるかをグループに分かれて討論しました。

IMG_3455出された意見を一部紹介します。

<担うのが難しい理由>

・職場の理解がないと難しい。

・知識不足。

・自分の時間が無くなる。仕事、家庭、介護との両立が難しい。

・執行委員長が何をやっているのかわからない。

<どうすれば担える?>

・委員長の仕事を分担する。会議の日程を定例にする。

・バックアップ体制を万全にする。

・理解ある旦那を取得。育児を夫と分担できるなら。

・若いうちから経験を積む。

・組合活動の見える化

<委員長になったら何をする?>

・単組の男女平等参画推進

・組合活動に理解ある職場環境づくり

・家族に活動を理解してもらうために家族参加型の集会を開催

・賃金アップ。福利厚生の充実