2015年5月23日(土)10:00~12:00にニューオータニイン札幌2F「鶴の間」にて、「戦争をさせない北海道講演会」が開催されます。

現在、政府・与党において、「安全保障法制」に関わる議論が進められています。その内容は、昨年7月の「集団的自衛権」行使容認の閣議決定にもとづき、①自衛隊をいつでも海外に派遣できるようにするため新たな「恒久法」を制定する、②周辺事態法を「改正」し、「現に戦闘行為を行っている現場」以外ならどこでも自衛隊を派遣できるようにする、③自衛隊の後方支援を米軍のほか多国籍軍などにも拡大するなどというものです。また、「集団的自衛権」の行使に関わり、日本ではなく米軍など他国が攻撃された場合も、「日本の存立が脅かされるなどの明白な危険」があれば武力行使を認めるという法整備も進んでいます。

こうした憲法9条を空洞化する動きを許さず、今通常国会での「戦争関連諸法案」の成立を何としても阻止しなければなりません。つきましては、「戦争させない北海道委員会」が下記のとおり「講演会」を開催することといたしました。

ぜひ、ご参加ください!

1.と  き  2015年5月23日(土)10:00~12:00  終了後、デモパレードを予定。

2.と こ ろ  ニューオータニイン札幌 2F「鶴の間」(札幌市中央区北2条西1丁目)

3.主  催  戦争をさせない北海道委員会(事務局:北海道平和運動フォーラム)

4.内  容

①主催者挨拶:戦争をさせない北海道委員会「呼びかけ人」

②講演:「集団的自衛権は国民を守るのか?」 講師:元内閣官房副長官補 柳澤協二さん

 柳 澤 協 二(やなぎさわ きょうじ)さん

1946年東京生まれ。70年東京大学法学部卒業後、防衛庁(当時)に入庁、防衛審議官、運用局長、人事教育局長、防衛庁長官官房長などを経て、2002年防衛研究所所長。04年から09年まで小泉、福田、麻生政権で内閣官房副長官補(安全保障・危機管理担当)として、自衛隊イラク派遣など、官邸の安全保障戦略の実施を支えてきた。現在、NPO法人「国際地政学研究所理事長」。

著書に、『亡国の安保政策』(岩波書店)、『検証 官邸のイラク戦争-元防衛官僚による批判と自省』(岩波書店)、『改憲と国防 混迷する安全保障のゆくえ』(共著、かもがわ出版)ほか。